皆様、こんばんは。我ら若人、あしたか清友です。改選後、はじめての定例会が開催され、はじめての一般質問も報告をさせていただきます。
今回の一般質問では、皆様にお約束したコロナ禍における地域振興、そして昨年度最後の一般質問で議論させていただいたどんづる峯や道の駅構想による観光拠点の形成をテーマにしました。食農連携で香芝市の特産品・KASHIBA+(かしばぷらす)をどんどん増やして、KASHIBA+と観光を結び付けて考えてることが必要です。特に香芝市内の内需拡大につなげる取り組みにより地域内での好循環を生み出すことは、コロナ禍において重要なことです。そしてそのことは、コロナ禍であろうがなかろうが当たり前のことであり、経済循環率が向上させることは、香芝市の課題であります。香芝市内の事業所が香芝市内のヒトやモノやサービスに着目して生み出し、香芝市民がそのヒトやモノやサービスを選択するという意識を高めていくことが必要であり、KSHIBA+に代表される商品、サービスを増やしていくことがそれに繋がると考えます。それでは、改選議一回目の一般質問の報告ですが、今回もいつもと同様、要旨をまとめてしゃべり言葉を削除をしたりして表現しています。一言一句正確な議事録は、次回の議会までに今回の議事録が出ますので【香芝市議会 議事録】で確認していただければ幸いです。議会の録画映像は、一週間後程度で配信されていますので、【香芝市議会 録画中継】こちらを見ていただければ幸いです。それでは、まいりましょう。
【令和3年6月議会】あしたか清友【一般質問】
1、地域振興施策について
①地域ブランドの確立について ②香芝市内の消費喚起について
2、香芝市緑の基本計画について
①緑の基本計画の策定について ②緑化推進重点地区について
【あしたか】皆様、改めましてこんにちは。議長のお許しをいただきましたので、一般質問をさせていただきます。今般の香芝市議会議員一般選挙では、多くの市民の皆様方よりご支援をいただき、議会への送り出していただきました。市民の皆様の負託に応えるべく、選挙中にお約束したことを推し進めてまいりますので、市民の皆様、職員の皆様、議員の皆様には引き続きご指導くださいますよう、よろしく願いいたします。今回の一般質問では、選挙中にお約束したことの一つであります、地域で働き、地域で消費するということも含めた地産地消、地域消費、そして地域交流、交流から連携、連携から創造していくといことを強力に推し進めていく地域振興について伺います。まず初めに、今年は市制30周年ですが、コロナ禍におけるイベント等でどういうことを検討されているのかという点を壇上からの一回目の質問とします。【企画部長】30周年事業でございますけれども、これまでございました冬彩や産業展、香芝検定などの例年本市で実施しておりますイベントに30周年の冠をつけて実施するものでありますとか新たに他団体と連携した記念事業など現在検討中でございます。また、4月に立ち上げました30周年記念事業実行委員会におきましても特別事業の企画、検討をいただいていることろでございます。
【あしたか】30周年の記念の冠をつけて実施するもの、これは既存の今まで市がやってきたものが各担当所管で30周年だからということで一工夫して行うことと、そして新規に行うものと。コロナ禍におけるイベントはどうあるべきか、難しい問題だと思いますが、どのような考え方で計画しているのか伺います。【企画部長】コロナ禍におきましては、3密を避けることをはじめていたしまして、市の感染防止対策取組事項に沿いまして必要な対策を十分に講じて実施することが不可欠であると考えております。
【あしたか】具体的にどういった企画を工夫されているのか、一例で構いませんので教えていただけますか。【企画部長】今実行委員会において検討されているものでございますけれども、例えば特定の日時を設けず、自由に市内各所を周遊することができるようなクイズラリーですとか動画を募集するといった密にならない工夫をしながら、なるべくたくさんの方が参加できるようなイベント等を中心にアイデアを出し合っていただいているところでございます。
【あしたか】昨年の緊急事態宣言が発令されてから1年たった中において、今年はどうすれば開催出来るのかという観点で今実行委員会でお話されているということだと思います。野外であるといことやオンライであるということは、民間も含めて様々なやり方で工夫されています。先月にありましたドライブインシアターのようなやり方ですね、葛城地域の観光協議会で香芝と広陵の2箇所で開催されていました。中止の場合もあるとの答弁もありましたが、特に他団体と連携する、共催する記念事業であれば、開催を前提としてどのようにやっていくのかということだと思います。香芝市単独で判断できるものであれば、中止もあるかとは思いますが、ドライブインシアターであるとかドライブスルーであるとかどのような状況下でもやれることを検討していただければと思いますので、お願いしておきます。
続けて質問します。香芝ブランド推進事業でKASHIBA+という取り組みがございます。この点で、食農連携について前の任期でも幾度となく質問させていただきました。香芝ブランドであるKASHIBA+の認定品wこれまで発信されてきましたが、現在イベントが大変難しい状況の中、今後どのように展開をしていくのかをお伺います。まず、今年度のイベント等の開催については、どのような計画をお持ちでしょうか。【地域振興局長】本年度は、KASHIBA+の認定品の情報発信を市内で行う予定をしております。しかしながら、人を集めるようなイベントは難しいと今考えておるところでございます。
【あしたか】物産展等のイベントの実施は控えられるというような答弁でありましたが、KASHIBA+において今までと違う展開をしていく必要があります。毎年、認定数は増えていっていますが、KASHIBA+の拡充は、このコロナ禍における域内連携や内需拡大につながっていくことを考えれば、さらに力を注いでいく必要があると思いますが、その辺りはいかがですか。【地域振興局長】KASHIBA+の拡充と申しますと、昨年度は五位堂工業の五位堂鋳物が新たに認定を受けました。これは無形部門ではございますけれども、香芝ブランド品として鋳物技術を生かした新たな商品づくりをクラウドファンディングで進めておられます。この商品が完成すれば認定品として市でもPRをしていけることができるのではないかと今考えております。このように、様々な種類の認定品が増えることで、市内の事業所の可能性が膨らむと思っておりますので、今後も積極的に認定品の拡充には努めてまいりたいと考えております。
【あしたか】五位堂鋳物のお話をいただきましたけれども、鋳物師に関して二上山博物館でそういったある資料を国や県の指定文化財の指定を目指すというふうに市長から本会議初日の報告でありました。五位堂鋳物師に関する資料の現状や今後の整理について教育部に答弁を求めます。【教育部長】二上山博物館のほうには五位堂鋳物師の杉田家創業の過程で使用された生産用具とその製品が約640点、近世から近代にかけての鋳物業の実態が分かる文書類約1万6000点がございます。今年度は、聞き取りなど準備作業を行い、令和4年度から6年度にかけまして1点ごとに整理し、報告書の刊行を行い、五位堂鋳物師の学術的価値を明らかなものとして日本の鋳物産業を代表する近代産業遺産の一つとしてまいりたいと考えております。
【あしたか】国や県の指定文化財の指定を目指すにという、学術的な価値が高いものを扱われるわけですが、香芝ブランドに新たに認定されたことから、側面的な連携もしながら盛り上げていってください。また、市内の内需拡大といったことも視野に入れてKASHIBA+の商品を市内発信して、今後も市内の事業所にもっと登録していただけなければなりません。KASHIBA+の知名度を上げていくことが必要ですが、今改めてどのような工夫をされているのか伺います。【地域振興局長】KASHIBA+の登録につきましては、現在商工会が中心となって実施していただいております。これまでも市内の事業所への認知度は低いという認識をしておりますので、今年度市内での情報発信に努めていきたいところでございます。併せまして、今年度はKASHIBA+の推進委員、このメンバーの中に女性を投入させていただきまして、新たな観点での仕組みを行わせていただきまして、もう少し申請していただけるような取り組みを今後も進めていきたいと考えております。
【あしたか】ありがとうございます。市内の事業所がもっと登録されていけば、KASHIBA+の認知度が必然的に上がり、香芝ブランドの価値も高まっていくと思います。事業所のPRになりますし、内需拡大のためにももっと登録していただくように頑張っていただきたいと思います。新たに女性メンバーが入っていただいたということこで、新たな視点が加わるというこですから、登録数にこだわっていただきたいと思います。その中身に関しては、数が出揃った中で消費者の皆さんが選択していくことだと思いますので、宜しくお願いしておきます。事業所のPRといくことでいえば、毎年香芝産業展を実施されていますが、これもコロナ禍の影響で令和元年度は急遽中止となり、昨年度はオンラインで開催されました。その効果を伺います。【地域振興局長】昨年度につきましては、初めてオンラインという取り組みをさせていただきました。参加事業者は、オンラインでの見せ方にかなり苦労されたと聞いております。しかしながら、それぞれかなり創意工夫をされまして、独自性を活用した体験を行っていただきました。参加した子どもたちも熱心に体験をしていただきましたので、従来の香芝産業展のようにたくさんの事業所の体験はできませんでしたけれども、コロナ禍の中でも事業所のPRは工夫して行えると実感しましたので、ある一定の効果はあったと実感しております。
【あしたか】今年の産業展はまだどうなるのか分かりませんが、コロナ禍で支えあっていくためには、内需拡大にポイントを絞って地域振興施策をしていただきたいと思います。第2次香芝市商工振興基本方針が令和3年4月に策定されました。食農連携については、新たに文言も追加され、その中でも特に観光施策とも連携していくというようなことも新たに文言として追加されています。第2次香芝市商工振興基本方針の中にある市内消費の促進、ここの部分ですね。具体的な事業として地産地消への取り組みや観光施策と連動した取り組みを推進する、こういったところ、現在の地産地消としての具体的な取り組みはございますか。【地域振興局長】以前市内の酒造会社のほうから農業委員会のほうに新酒の開発に向けての酒米を作りたいという提案がございました。昨年度から農業委員会と連携いたしまして新酒の酒米の作付を行う準備を進めておりました。今年度、試作として作付を行っております。この新酒の酒米が収穫されましたら新しいお酒ができると思いますので、こちらもぜひとも香芝ブランドの認定品にしていきたいと考えております。このように、今後も農と商が連携して地産地消の取り組みに努めてまいりたいと考えております。
【あしたか】農と商を連携していくということで、酒米を使って新しいお酒を造られるということですね。遊休農地の解消事業で悠久の光をやられたり、今ちょうど新酒としてでまわっている(呑鶴)頃で、このような取り組みは今後も進めていただきたいと思います。市内消費を促進するための取り組みについては、事業所同士の連携、そして農業、観光との連携を行って積極的な地域振興の事業を実施してください。観光施策と連動した取り組みでは、どのようなことが消費促進になるとお考えなのか、お答えください。【地域振興局長】観光施策を活用した取り組みとなりますと、市内で観光に訪れた方がお金を使っていただくような仕組みづくりが大切だと思っております。観光連携の事業の中では、ウォーキングマップや観光雑誌を作成しておりますけれども、観光スポットだけではなくて、市内のお店の情報も掲載してPRに努めておるところでございます。このように、観光施策の中でも市内の消費喚起につながるように取り組んでまいりたいと考えております。
【あしたか】消費喚起につながらないと意味がないと思います。具体的な事業として何か実施されているのか伺います。【地域振興局長】例えましたら、近隣自治体と連携事業を色々やっておりますけれども、昨年度は相撲観光事業といたしましてドライブスタンプラリーというのを実施いたしました。これにより、市内の観光スポットに訪れていただくとともに、市内でのお店でお買い物をしていただくことも目的として実施させていただきました。
【あしたか】昨年度も工夫してやっていただいているということですが、この効果は、どのように分析されているのか、お答えください。【地域振興局長】今回総勢328人の方がチャレンジをされたと聞いております。奈良県以外では大阪や滋賀、兵庫から来られた方が大変多く、腰折田やどんづる峯などを巡っていただきました。イベント期間中は、専用アプリから市内の情報を発信いたしましたし、スタンプラリーの景品として市内のお酒やお菓子を提供いたしました。市内店舗の紹介も行いましたので、今後の消費喚起につながると考えております。
【あしたか】今年度についてはどのように考えているのか、お答えください。【地域振興局長】現在計画中ではございますけれども、同じく相撲観光事業といたしまして、昨年度同様のドライブスタンプラリー、これは実施ていきたいと考えております。そのほかにもサイクリング観光事業も計画させていただいております。どちらも地域内を巡ってもらいまして消費を促すイベントとして実施する予定をしております。
【あしたか】ありがとうございます。言うまでもありませんが、市内の事業者さんはコロナ禍で大変疲弊されています。担当課におかれましても、コロナ対策かなり忙しい状況ではあると思いますが、内需拡大はコロナがあろうがコロナがなかろうが、日頃からやっていかなければならないことです。KASHIBA+が今までも増えていってますが、今一度このコロナを経て、事業者さんにも域内で循環していくこと、市民の皆さんにも、地域の事業所さんを支えていただくために商品を選択していただくために、地域にはこういったも商品があるんだということを今一度発信していただき、内需拡大につなげていただきたいと思います。大変な中ではありますが、引き続きどうぞよろしくお願いいたします。
大項目1番【香芝市の地域振興施策について】あとがき
KASHIBA+を各事業所から登録していただいて、内需拡大につなげる。市民の皆さんも、地元のヒトやモノやコトやサービスを積極的に選択していただき、その結果が地域内の経済循環率の向上になると考えています。これは、コロナであってもなくても、もともと重要なことです。これらの意識向上には、小規模事業・中小企業振興条例が必要だと考えておりますが、今回の一般質問ではこの条例には触れずに、今のこのコロナ禍の現状に即した質問内容に絞りました。引き続き、地域振興施策に対して質問してまいります。
>>>>>>>>大項目2番、香芝市の緑の基本計画に続きます。