議会報告・地域報告

【奈良県議会】【令和6年2月議会】国道165号香芝柏原改良の工事着工に向けて発掘調査の推進を!【建設委員会】

皆さん、こんにちは。県議会議員の所属委員会(役職)は申し合わせで1年で、特別委員会は2年、関西広域連合も2年であります。ただし、あくまで申し合わせであり、任期中の4年は務めることは可能ですので、どうなるのかは分かりませんが、今年度最後の建設委員会ということで来年度は違う委員会に所属するかもしれないと思いながら、改めまして県内市町村から要望の声がある案件と地元・香芝市の領域内での事業の進捗状況をおさえておきたいと考えました。3月8日(金)、奈良県議会の建設委員会での質問を報告させていただきます。実際に質問するときには、答弁によって省いたりすると思いますが、議事録が出ましたら、更新しますね。

①大規模盛土造成地の第2次スクリーニング調査について②流域下水維持管理負担金の適正化について○土木・建築技術職員の不足について(意見)③国道165号香芝柏原改良について④国道168号香芝王寺道路について○県内市町のバリアフリー基本構想策定の促進について(意見)⑤県域水道一体化について

①【大規模盛土造成地の安全対策の実施状況について】建設安全推進課へ質問

○大規模盛土造成地の抽出(第1次スクリーニング)、いわゆる第1次スクリーニングは、奈良県でも全国でも既に完了されました。現在は、大規模盛土造成地の調査(第2次スクリーニング)、いわゆる第2次スクリーニングの段階であり、①造成年代調査や②現地踏査等を経て、③安全性把握をしている段階です。奈良県では、宅地耐震化推進事業が令和5年度・今年度よりスタートしていますが、市町村が、現地でボーリングによる地盤調査等を実施するとなると簡単に推進できない予算の課題があります。市町村の財政負担が大きく、速やかに対応することが困難になっておりますが、奈良県独自の補助金制度の拡充は無理なのでしょうか。

○市町村単独では、技術的かつ専門的な知識を有した職員を確保することが困難なため、計画業務時と同様に奈良県による一括発注での実施は出来ないのか、どうか。

・今年度から宅地耐震化推進事業を進めている。令和5年度は奈良市9カ所、三郷町3箇所。・令和6年度は6市町16カ所で6870万円(国3100万、県3100万、市町村3100万)

②【流域下水道維持管理負担金の適正化について】下水道課へ質問

○補正予算第8号にもあるように、エネルギー価格の高騰による一般会計からの繰出金、5億4200万円ということですが、令和5年度の流域下水道事業費特別会計当初予算では、「収益手収入及び支出」「収入」款1事業収益、項2営業外収益、目2他会計補助金5億、とあります。一般会計から5億円、特別会計に繰り入れていますが、そもそもどのようにして金額が算定されているのか伺います。

・令和元年流域下水道繰入金7000万円(約10年間同額)、令和2年流域下水道繰入金2億円(公営企業化)、令和3年流域下水道繰入金3億円、令和4年流域下水道繰入金4億円、令和5年流域下水道繰入金5億円

○維持管理負担金について伺います。奈良県及び関連28市町村をもって構成されている、「奈良県流域下水道維持管理等負担金に関する検討部会」により、検討をしていただいていると認識しています。令和5年度及び令和6年度の維持管理負担金単価につきましては、据え置きとなっています。統一単価のあり方については、昨年10月の決算審査特別委員会で、山下知事は「単価の算定方法や運用について、各市町村の意見を聴取しつつ、検討していきたいと考えております。」と答弁されていますが、検討された結果を伺います。

○第1浄化センター、第2浄化センター、宇陀川浄化センター、吉野川浄化センターの地域で分けて考えると南部の単価が確実に上がります。水道一体化の流れとも逆行しています。単価については、県全体で観ていくという考え方が適当であると私は考えます。

【下水道法】(市町村の負担金)第31条の2 第3条第2項又は第25条の22第1項の規定により公共下水道又は流域下水道を管理する都道府県は、当該公共下水道又は流域下水道により利益を受ける市町村に対し、その利益を受ける限度において、その設置、改築、修繕、維持その他の管理に要する費用の全部又は一部を負担させることができる。2 前項の費用について同項の規定により市町村が負担すべき金額は、当該市町村の意見をきいたうえ、当該都道府県の議会の議決を経て定めなければならない。

【土木・建築技術職員の不足について】意見

○土木・建築技術職員の不足については、今本会議で公共工事を支える新たな法人の設立云々の設立議論がありました。山下知事は、「検討しない。」とおっしゃっていましたが、退職後も経験者に協力してもらえるような組織も必要だと考えます。色々な方策を検討していただいて、土木・建築技術職員の不足を少しでも改善していただきたいと考えます。これは、意見しておきます。

③【国道165号 香芝・柏原改良について】道路建設課への質問

○今年度の初めになります6月議会で「国道165号香芝柏原改良について」伺い、「発掘調査の件につきまして、県からも文化財部局あるいは香芝市にも協力依頼をさせていただきまして、早期に発掘調査が進むように取り組んでおる」という答弁でした。現状の進捗について伺います。

○防災対策が必要な急峻な崖が多数存在。また、連続雨量200㎜以上で通行止めとなる異常気象通行規制区間に指定。香芝柏原改良により、切り立った斜面を改良するなど、災害に強い道路に改良することで、異常気象時通行規則区間を回避することが出来る。

④【国道168号 香芝・王寺道路について】道路建設課への質問

○国道168号香芝王寺道路の来年度末に供用開始が公表されています340メートルの区間の事業の進捗状況について伺います。

【国道168号と近鉄二上駅踏切道内の点字ブロックの設置】県内市町のバリアフリー基本構想策定促進への意見

○バリアフリー法(高齢者、障害者等の移動等の円滑化の促進に関する法律)

○交通バリアフリー法(高齢者、身体障害者等の公共交通機関を利用した移動の円滑化の促進に関する法律)

国道168号と近鉄大阪線の二上駅と下田駅の間、下田駅の西側にある近鉄二上踏切道内に奈良県管理道路では初めてとなる踏切道内に点字ブロックが設置されました。まずもってお礼申し上げます。バリアフリー構想が策定されている市町の中で重点地区に指定されていること等が前提になるので、奈良県で特定道路に指定されるには、地元の自治体が構想をもっていないと出来ません。県内12市町が策定されていますが、県の方からも県内の市町がそもそも構想を策定しているのか公表して策定を促し、また重点地区の拡大等にも繋げていただきたいと考えます。

⑤【県域水道一体化について】水道局への質問

○3月6日に第3回の奈良県広域水道企業団設立準備協議会(今後、法定協議会という。)が開催されました。前回10月5日に第2回の法定協議会では、統合形態は事業統合、統合時期は令和7年4月、料金統一は統合当初から実施するという基本的な枠組みを維持しつつ、4つの論点が整理されたものと認識しています。・算定期間は「3年」とする。・あらかじめ「企業団規約」に料金の考え方・算定方法等を明記しておく。・企業団への途中参加を認める場合の諸条件について、早急に整理する。・企業団に参加しない団体への用水供給単価について、早急に整理する。・企業団議会の議員定数について・公平性の観点から、給水人口規模を考慮した定数とする。

○算定期間が5年から3年に短くなることへの懸念や企業団への途中参加を認める場合の議論の必要性など、これまで意見させていただきましたが、結局どうなったのか伺います。

○令和6年9月議会で広域企業団設立が26団体で審議される。9月議会で議決されるという想定スケジュールに変わりはないか。

○【加入金、工事負担金、手数料等】給水世帯や給水装置事業者等から徴収する加入金・工事負担金・手数料は、統合時において統一することを基本とする、とありますが、「施設分担金」「給水分担金」の両方があるものと給水分担金のみと団体もある中で、いつから統一する予定なのか伺います。

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