皆様、こんにちは。香芝市議会のあしたか清友(芦高清友)です。日頃から厳しくも温かいご支援をいただいておりますこと、あらためて厚く御礼申し上げます。
令和4年12月議会では、子育て世帯への支援のために、奈良県内では初めて、所得制限のない【第2子以降保育料無料】が全会一致で可決しました。また、私立園の保育士の確保のために一人月2万円の給与補助も全会一致で可決しました。これまでも、令和4年6月議会で賛成多数で可決された保・幼・こども園・小・中学校2学期分給食費無償が、令和4年9月議会で引き続き3学期分の無償を可決する等、香芝市では子育て・教育に係る支援を進めています。
最近は子ども達に係る事業が多く、子育てをされている保護者の方から喜びの声が届いております。引き続き、香芝に住んで良かったと思っていただけるように日々精進します。それでは、先の12月議会での【あしたか清友】の一般質問を報告させていただきます。
【あしたか】ただいま議長のお許しをいただきましたので、香芝市議会自由民主党、芦髙清友の一般質問を行います。私どもの地元のほうでも先月、11月27日に地元の自主防災会で防災訓練のほうを行わさせていただきました。高齢者等避難を想定した訓練であったり、また具体的に車椅子や担架を使用した避難訓練、そしてまた地元公民館の火災時の避難訓練など、多岐にわたって訓練をさせていただきました。また、訓練自体に大切なことではあるというふうに思いますけれども、その訓練をするに当たり、準備段階から地域の方々といろんなことを想定して地域コミュニティーが醸成されていくというようなことも大切なことではないかというふうに考えます。その中で多く出ていましたのは、準備段階から要支援者名簿のことはどうなっているのかなというようなことは多く意見が上がっておりました。これは、防災会議等で今議論されているというふうなことだとは思いますけども、早急に改善が必要である案件であるというふうに考えています。香芝市は、70歳以上の高齢者が対象となっておりますけども、現実的にはお一人で避難ができない本当に支援が必要な方が対象になってくるものだというふうに考えています。香芝市、そしてまた各地域の自主防災会と、そういった情報共有をしっかりとしていただきまして、要支援者名簿を早急に更新されますことを進めていただきますよう、お願いを申し上げます。さて、大項目1番、香芝市の防災対策についてを項目と上げさせていただきました。身近なそういった課題解決に当たることっていうのは、様々な意見、市民の方々にいただくんですが、防災・減災につながる事業として香芝市も進めておられる事業がございます。その中で、防災重点ため池、この調査についてというようなことも進捗としてお聞きしたいというふうに思い、中項目(1)番に上げさせていただきました。防災重点ため池、これは大地震等の災害時において決壊による水害等によって周辺の区域に被害を及ぼすおそれがあるため池のこと、国が定める基準に基づき指定した池というようなことになっております。現在、香芝市では77か所のため池のうち50か所を指定されています。香芝市内の50か所に指定されている防災重点ため池について、どのような対応をしていってるのかというようなことを壇上1回目の質問とさせていただきます。どうぞよろしくお願いいたします。【産業振興局長】平成27年度から耐震性調査等の実施を行い、令和元年度に大規模地震に対応する新基準が採用されたことから、香芝市防災重点ため池ハザードマップを策定し、耐震性調査や劣化調査を行っております。
【あしたか清友】香芝市防災重点ため池ハザードマップを策定されました。そしてまた、令和2年度末に作成された香芝市防災重点ため池ハザードマップ、これは令和4年3月からホームページ、そしてまた担当である担当課の窓口のほうでいろいろ公表もしていただいているというふうに伺っております。そのハザードマップの進捗というのは、そのように把握しておりますけども、耐震性調査、の進捗状況はどのようになっていますか。【産業振興局長】現在まで令和4年度末に調査完了予定の9か所を含めて、50か所中35か所の調査が完了し、残りの15か所は令和5年度、6年度で行う予定をしております。
【あしたか清友】令和5年、6年度で行っていただけるというふうに思いますけども、その調査の進捗状況において、県下での進み具合というようなことはどのような状況であるか、お聞きします。【産業振興局長】令和3年度末時点で52%、令和4年度末の予定ですが70%となっております。進捗状況、進み具合でございますが、県下31地区では上から4番目の進捗となってございます。
【あしたか清友】県下の中でも積極的に進めてこられたというようなことが見てとれるというふうに思います。その調査が終わった後のことについて伺います。調査が終わった池において、改修の必要性があると判断されたため池はどの程度あるのかを伺います。【産業振興局長】令和3年度末までに耐震性調査が終了した26か所の防災重点ため池について、調査された数値を国が定める基準により判断した結果、改修が必要と判断されたため池は12か所となっております。
【あしたか清友】その調査を進めてこられた池、そして改修が必要と判断されたその12か所について、今後どのような対応をしているのか、伺います。【産業振興局長】改修が必要とされる12か所のうち2か所を含めた6か所のため池においては、県が実施主体としてため池群整備事業を令和5年度から着手すべく、令和4年11月に地元説明を終え、実施に向け進めております。また、ため池群整備事業は、葛下川流域の地域に対し流域貯留浸透事業と連動し、防災重点農業用ため池緊急整備事業として実施しております。
【あしたか清友】ため池群整備事業、これ令和5年度から県主体でやっていかれるということなんですけども、その県の事業と、今までこれまでやってこられた市の事業も含めて、重なり合いするところ、重複するような、同様な事業の中において、事業内容においてあるというふうに思います。この県主体の事業で改修される6つのため池以外について、どのようになっていくのか、伺います。【産業振興局長】近年、頻発化、激甚化する自然災害を踏まえた緊急的な対策であり、公共性が高く、生産性の向上につながらない防災工事であることから、ため池群整備事業と同じく農家の負担を求めないガイドラインにより、国が定める防災重点農業用ため池緊急整備事業を活用した市主体事業とする改修工事を実施していく予定をしております。
【あしたか清友】改修工事っていうのは、両方のこの事業を使ってぜひ進めていかなあかんというふうに思うわけでございますけれども、これまで香芝市におきましても流域貯留浸透事業という形で、集中豪雨等の異常気象、そしてまた流域における洪水被害発生の危険性が高まっているこの対策として、河川改修の流す対策だけでない、上流域にあるためる対策として流域貯留浸透事業をやってこられたというふうに思います。大和川流域総合治水対策の一環として、雨水貯留施設の整備に取り組んでこられました。令和3年度には、畑地区の上ノ池及び新池においてため池を活用した流域貯留浸透事業の実施をしていただきました。現在の進捗状況、香芝市の現在の進捗状況をお聞きします。【都市創造部長】本市のこれまでの取組により、目標とする治水量5万5,300立方メートルに対して2万8,900立方メートル、約52%の治水量を確保しております。
【あしたか清友】香芝市の計画対策量というのは、非常に県下においても高い水準にあるというふうに思います。市街化面積の比率等、いろんな算出方法の中において、そのように高い対策量になっているというふうに把握しておりますけども、香芝市の取組以外の中で令和3年12月24日、大和川が特定都市河川に指定されました。これまでは、防災・安全交付金で補助率3分の1の事業で実施してこられました。特定都市河川法に基づき、流域水害対策計画に位置づける雨水貯留浸透施設の整備には、新たな支援制度として補助率の拡充があり、補助率が2分の1になったことによって、流域における治水対策のさらなる推進が期待されると考えます。この国の動きを受けて、香芝市の流域貯留浸透事業の今後の見通し、また防災重点ため池整備事業とのその関連性についてお聞きします。【都市創造部長】令和5年度の予定としましては、流域貯留浸透事業で完了したため池以外を対象に今後のため池整備の優先順位の整備検討を今日も行う予定をしております。防災重点ため池整備事業の優先順位を勘案し、流域貯留浸透事業として整備するため池と重複した整備とならないように、農林課と協議しながら各種補助金を有効に活用しながら事業を進めてまいりたいと考えております。
【あしたか清友】防災の対策について、また減災につながるようなこういった事業、しっかり進めておられると。県下の中でも十分にやってこられたということなんですけども、それに加えて、先ほど来ある県の主体となる事業も加わって、香芝市内のため池、治水対策ですね。治水対策に関わることっていうのは、住民の皆様にはなかなか伝わりにくいことだと思います。しかしながら、香芝市はこういったハード面においてもしっかりやってるんだということもしっかりアナウンスしていただきたいなというふうに思います。続いて、大項目2番の質問に、議長、移らさせていただきます。香芝市は、これまで2市2町観光ルート整備において、令和元年度からどんづる峯の整備をされてこられました。このことは、ふるさと納税の寄附金100万円を使ってされてきてるんですけども、どんづる峯における令和4年度の整備事業、そしてまた景観保全の観点からの調査をされていますが、その状況はどのようになっているのか、お聞きします。【産業振興局長】前年度も実施しました既設遊歩道の整備、希少植物群の植生調査、枯損木の樹木剪定及び伐採、集積に加え、ドローンによる写真撮影を行い、凝灰岩の経年観測を実施いたしました。
【あしたか清友】その中において、年々、昔に比べてそういった岩石というのか、岩肌というのか、見えにくくなってきてるというふうに思います。その理由の一つとして、ナラ枯れの被害というのがあると思うんですが、この被害というのは大きいというふうに伺っていますけども、その調査結果のほうはどのようになっているのか、伺います。【産業振興局長】ナラ枯れの調査については、令和3年度に詳しく行っております。結果、ナラ枯れによる支障木が多く、今後さらに被害が進行する懸念があります。また、ナラ枯れは景観だけでなく、森林の生態系にも影響するので、継続した対策が必要との報告を受けております。
【あしたか清友】整備に対して予算が少ないというふうに思うんですが、なかったところから新たに令和元年度からやっていただいてるというふうなことを理解しつつも、まだまだやっていかなければならないというふうに考えます。そういった枯れた木っていうのは、伐採できるというふうに思いますので、どんづる峯のそういったことを踏まえて、今後の整備状況、整備方針を伺います。【産業振興局長】多くの来訪者がより安全に散策していただくため、引き続きの既設遊歩道の管理や枯損木の伐採に加え、現在進めております新規遊歩道の整備拡充を実施し、観光資源としてのどんづる峯の魅力向上に取り組んでいきたいと考えております。
【あしたか清友】観光魅力向上に取り組んでいくというのは、そのとおりなんですけども、先ほど来から、これまでも申し上げているとおり、そこに整備にかける事業費というのがまだまだ少ないというふうに思っています。過去にそういった具体の事業名を掲げてガバメントクラウドファンディングをしていけば、それは共感を得れて、香芝市が主体的にやらないのであれば、いろんな方々にご協力をいただきながらやれるのではないかというような質問をしたことがあります。クラウドファンディングの進捗状況というのはどのようになっていますか。【企画部長】以前にご提案いただいた記憶はございます。現在どんづる峯の整備に特化いたしましたクラウドファンディングを活用した寄附の募集というのは行っておりません。どんづる峯の整備につきましては、ふるさとまちづくり基金、いわゆるふるさと納税を活用して実施をしてございまして、加えて今年度につきましては企業版のふるさと納税も活用させていただいたところでございます。クラウドファンディング、いわゆる寄附型のクラウドファンディングに関しましては、この寄附を募集する一つの手段というふうに捉えているわけでございますけれども、どんづる峯の整備や計画の状況などを鑑みて、今後は検討してまいりたいと。まずは、どんづる峯を観光の核として捉えると。それに対する私どもの意思決定や合意が必要になってくるのかなというふうには考えてございます。
【あしたか清友】どんづる峯を観光の核と捉えるというのは言うまでもなく、二上山、どんづる峯というのは香芝市のシンボルでありますから、核と捉えてもらわないといけないというふうに思います。その中で、具体でやれることとして、香芝市の持っている所有地ですね、地下壕も含めた東側のどんづる峯というのは、遊歩道という整備、特に東地下壕につながるような遊歩道の整備というのは、香芝市でできると思うんですが、いかがですか。【産業振興局長】どんづる峯の入り口、あの階段部分ですよね、後方から東峰を通って、東地下壕への遊歩道っていうのはできております。全て香芝市所有地内で完結しております。
【あしたか清友】東地下壕へは行けるようにもうされたということですね、分かりました。それは、これまでなっていなかったので、いろいろ整備していただいてるというふうに捉えます。ということは、現在は東の尾根からこう西の尾根に向かう、東から下って西の尾根に渡っていただけるようにしてるっていうのが今期の事業になるんかなというふうに思うんですが、こういったどんづる峯だけでやれることっていうのは、知恵を出してやれることを積み上げていただいてるというふうに思うんですけども、全体的な大きな視点から見ると、都市計画の部分に係ってくるというふうに思うんですが、総合公園、そしてまたどんづる峯のこの一体的な整備というようなところで、全体の枠として香芝市ではどのように考えているのか、伺います。【都市創造部長】香芝市総合公園は、本市の貴重な自然資源であるどんづる峯に隣接しております。そのため、どんづる峯から連続した自然環境・風致の保全を図ることが第一と考えており、現在みどりの基本計画策定委員会の中で委員の皆様からご意見をいただきながら、それらの実現化方策について検討を行っているところでございます。
【あしたか清友】部長。それは、地下壕も含まれたというようなことでよろしいですか。地下壕も含まれていますか。【都市創造部長】現在のところ、地下壕までは考えておりませんけども、そういった部分も含めて委員さんのご意見を伺うように現在検討委員会をさせていただいております。
【あしたか清友】どんづる峯、美しいこう雄大な景観であって、ほんでそういった景色を守っていくために景観の保全をしていくということはもちろんなんですけども、地下壕の部分に関してもしっかりと皆さんに周知していただく、また多くの方に知っていただくことというのは必要だというふうに思うんですが、先ほど来、クラウドファンディングの話のほうをさせていただきましたけども、どんづる峯というのは地下壕も含めてしっかり考えていかなあかんというふうに思うんですが、そういった部分に対して共感もいただけるところというのはあると思います。企画のほうで、ぜひそのあたりも含めたクラウドファンディングというのは検討していただけないでしょうか。【企画部長】ガバメントクラウドファンディングという形で取り組むかどうかということでございますけれども、まずそういった取組に関しましては、社会課題への取組など公益性の高いプロジェクトが対象になっているということは、まず考えないといけないことであるというふうに思っております。他の事例等を調査研究した中で、ぜひ検討してまいりたいというふうに考えてございますけれども、どんづる峯の地下壕を含めた、あの景観や、そして戦争遺構も含めた、そういう位置づけをきっちりとして、公益性の高いプロジェクトとして位置づけることがまずは必要ではないかなというふうには考えてございます。私どもは、現在企業版のふるさと納税もどんづる峯の整備に使わせていただいておりますので、企業様からの寄附の申出などがございましたら、企業様のほうに特定の事業の活用の意向がない場合については、どんづる峯の整備に係る事業ということで寄附をしていただけるように私どものほうからご提案させていただくといったようなことも今後もしてまいりたいと思っておりますので、有効な手だてであるというふうに考えてございます。
【あしたか清友】企業版ふるさと納税のほうも今年度ホームページとか見てましたら、1件頂いているというふうに載っておりました。それもどんづる峯につながるような形の分野であったかというふうに思っています。企業様からの寄附の申出があったときに調整させていただくということに関しては、これまでも様々やってこられてることだと思いますんで、どんづる峯に関してもぜひご興味のある方、企業に対しまして、市長も含めてトップセールスも含めてしっかりマッチングしていただいて、ぜひとも寄附していただけるような形、その準備をしていただけたらというふうに思います。どんづる峯は、こういった雄大で美しい景観を守るための整備とはいえ、現状は岩肌がほとんど見えてこなくなってきているこの現状もあります。そして、二上山を見たときでも、6合目や山頂における眺望というのはまだまだ眺望がいいというふうに言えない。もっともっと整備していけると。登山者を含めて、来ていただける方の満足度を上げていただくという意味合いの整備をもっとできるというふうに考えているんですけども、そのあたりについてはどのようにお考えですか。【産業振興局長】おっしゃったように、岩肌が見える面積がちょっと減っているようにも思いますし、昔はもっと白かったかなという気もいたします。既設遊歩道の整備や枯損木の伐採等、ふるさとまちづくり基金を活用した整備を継続するとともに、企業版ふるさと納税や検討中のクラウドファンディングを活用した景観の保全等を行い、観光資源としての魅力を向上し、来訪者の満足度を上げてまいりたいと考えております。
【あしたか清友】整備ですね、それは景観保全につながるための整備というのはしていかなあかんと。そのエリア、エリアで少しずつやっていただいてるというのは理解しますが、もっと全体を捉まえて、思い切ってやっていただきたいなというふうに思っています。その中で、これは香芝の職員さんがある研究発表会のところで賞を取られた論文が上がっているのを発見しました。その中で、市のユーチューブにおいてどんづる峯の3次元点群データという動画の配信もされています。こういったものを、3次元点群データを活用して、これは観光資源の魅力を引き出すということにも活用できるというふうに考えてるんですけども、その点についていかがお考えですか。【都市創造部長】本市では、道路の3次元点群データをオープンデータとして公開するデジタルツイン環境「香芝RID」を構築しております。この新たな技術を本市が観光資源として捉えているどんづる峯及び地下ごうをデジタルツイン環境で再現することで、ふだんは公開されていない地下ごうの内部構造も確認ができます。また、デジタルツイン上であれば、様々な角度からどんづる峯や地下ごうを確認することができます。全国でもほとんど例のないデジタルツイン技術を使用し、紹介することで、新たな観光客の誘導を図ることを目的としてユーチューブで発信しております。以上でございます。
【あしたか清友】全国でも例にないこういった貴重な動画がある中で、ユーチューブで公開されているだけにとどまっているというふうに思います。特に、博学連携に関してこのようなデータというのは大いに活用できるものだというふうに考えています。二上山博物館でもぜひ使用していただけたらなというふうに思いますし、また博物館の中では機器が大変古くなっていて、行政のデジタル化というか、そういった運用までも含めて、導入だけではなくて、しっかりと運用されてるというふうには言い難い現状であるというふうに思います。点群データに関しては、今あるものですから、いろんな活用の仕方があるというふうに思いますけども、博物館の紹介されているような機器に関しては、ウィンドウズ95であったりとか壊れて動かないものであったりとか、そういうものもありますんで、しっかり博学連携、そしてまた具体には二上山博物館等でこういった点群データを活用できるのではないかと思いますが、担当課ではどのような見解をお持ちでしょうか。【教育部次長】ご指摘のとおり、二上山博物館の解説パネルにつきましては老朽化が進んでおりまして、デジタル化のことも少し検討しているところではございます。今ご紹介いただきました3Dの地下ごうのユーチューブにつきましては、今現在博物館ではどんづる峯のパネルだけが展示されている状態でありますので、そういった素材につきましては見せ方を工夫したらできるかなということも考えられます。手法につきましては、所管課と考えていきまして、これから研究して、どういった形で展示ができるかを考えていきたいと思います。ありがとうございます。
【あしたか清友】ぜひ使ってください。本当に貴重な、当然私も見させていただきましたけども、地下壕も含めて、またどんづる峯の上空からも含めて、全て載っているような、本当に貴重なデータだというふうに思っています。ぜひとも博学連携につながるようなところにも使っていただきたい。そしてまた、戦争遺産という観点からも、平和学習においても使えるものだというふうに私は考えています。先日、前浜掩体群のほう、香芝市遺族会のほう、平和学習を私自身もしてきました。その中で、戦争を体験された方から、ご本人から貴重なお話を聞く中で、そのサポートとして観光案内のボランティアの方もおられて、掩体群についていろんな角度から教えていただき、そしてまた戦争の悲惨さというのは、今後絶対に戦争を起こしてはならないというふうに遺族会としても皆思った次第であります。その中において、どんづる峯も見えている部分、岩肌の景観の保全をしていくというところももちろん必要でありますけれども、その地下にある地下壕についてしっかりと、この点群データもあることも活用しながら、そういった戦争遺産、平和学習につながるような方向性というのを持っていただきたいと思いますが、担当課ではどのようにお考えですか。【教育部次長】現在、他市ではございますけれども、小学校の遠足で博物館を訪れていただきまして、学芸員を派遣して案内するというようなことはさせていただいております。今のところ二上山の噴火や地層のテーマということが多い状況でございますので、地下ごうを含めてどんづる峯の紹介というのも、もちろん進めていけたらと思います。なかなか現場にお連れすることは難しいですけれども、現在どんづる峯を調査研究されている団体がございますので、一般の方にはそういったところをご利用いただくなり、ご紹介はできると思います。先ほども言いましたように、博物館の中ではそういった3Dを活用したどんづる峯の紹介っていうのは進めていけれたらと思っております。以上です。
【あしたか清友】ぜひ友好的にというか、広く知っていただくような活用をよろしくお願いしておきます。市史編さんに関しても、今議会、委員会のほうのことで議案が上がってますけども、こういった、たしか今年の追悼式のほうでも議長のほうの挨拶でもありましたけれども、そういった香芝から戦争でお亡くなりになられた方々に関してもしっかり市史の中にも、どういった内容というのはこれからになりますけども、明記していくんやというようなお話も挨拶で出ていたかなというふうに思います。そういった点からも、香芝市のどんづる峯活用については、今回の質問で申し上げたことを踏まえまして、しっかりと検討していただきたいというふうに思います。そして、この際ですので副市長にもお伺いしたいというふうに思います。これまで、大項目2番で進めてまいりました内容を踏まえて、どんづる峯、そしてまた二上山の活用、そういった状況について一体的な整備も含めながら、香芝市としてどのように今後整備を考えているのかというようなことをご答弁をお願いいたします。【副市長】総合公園プール跡地からどんづる峯までの区域は、現在策定を進めておりますみどりの基本計画を参考に整備を進めてまいりたいと考えてございます。また、どんづる峯につきましては、先ほど来から出てございますふるさとまちづくり基金や企業版ふるさと納税、検討中のクラウドファンディング等を含めまして活用し、雄大で美しい景観を守るため、また香芝市のにぎわい拠点となるように整備を進めてまいりたいと考えてございます。
【あしたか清友】ありがとうございます。全体的な話になると、かなり長期的な計画になってくるというふうに思います。しかしながら、先ほど来申してるとおり、どんづる峯の整備、そしてまた活用という点に関しては今からでもできることがあるというふうに思いますので、市長、そのあたり、教育部と、そしてまた担当部、そして市長も踏まえまして何とぞご理解いただきたいというふうに思います。続いて、行きます。ガストロノミーツーリズム、世界フォーラム奈良が来週に日本で初めて奈良県で開催されます。そのことからも、香芝市においても地域振興のさらなる一歩として、これまで以上に食を通じた地域の魅力、そしてまた地域の隠れた魅力を発信することが必要になってきます。ウイズコロナでの集客、そしてまたインバウンド客の呼び込みを想定したイベント等の在り方というのを考えておられるというふうに思います。食を通じた地場産業、そしてまた観光事業のカスタマイズ事項と捉えて、計画の検討は当然に行われていると考えますが、香芝市では具体にどのようなイベント、この世界フォーラム後の形として、香芝市では具体にどのようなイベントが考えられるのか、お伺いします。【産業振興局長】本市独自で地域ツーリズムを催すならば、例えば香芝ウォークにおいて史跡、旧跡を巡りながら食を巡ることをテーマとしたイベントの開催を想定しております。また、奈良県西部を会場とする広域的なイベントやマルシェの開催により、実施主体と協賛した食を通したにぎわいの場の創出につながるとも考えております。
【あしたか清友】ぜひそういったつながりになるように考えてやっていただきたいというふうに思います。そしてまた、局長もおっしゃってたように、既存でやってる事業を使いながら連携させていくということは、比較的簡単にできることだというふうに思いますんで、そのあたりは知恵を絞って、来年度に向けて香芝もしっかりとガストロノミーツーリズムという観点から考えていただきたいというふうに思います。何度か、再三、市長のほうにも伺っておりますけども、ガストロノミーツーリズム2022が終わった後に関して、奈良県、当然香芝市では香芝で考えていかなあかんということなんですが、香芝市に隣接する自治体と連携して、香芝、そしてまた葛城、御所、五條と全国的な有名な酒蔵が8つもあるこの歴史的な町において、市長として奈良県西部の地域、ガストロノミーツーリズム後の連携というのはどのように考えているのか、伺います。【市長】今年の3月議会でもお話があったかと思います。奈良県西部を結ぶ観光道路についてでございますが、今議員からご指摘あったように、葛城市長、御所市長、五條市長と共に県の産業・観光・雇用振興部観光局長のほうにお会いしに行ってまいりました。その中では、仮称ですが、西の山の辺の道ルートというのは葛城市長がおっしゃっているところでございますが、今のところ名前等はまだ決まっておりません。その中で、パターンとしては何パターンかあるんですが、体験のコースであったり、銭湯、温泉のコース、寺社仏閣のコース、資料館のコース、大きな公園のコース、花のコース、スイーツのコース、発酵食品、そして酒蔵というのが今のところはあくまで案ということで、ルートとこういったところを回ったらどうだというところまでは進んでおりますが、はっきりとした具体的にまだまとまっているわけではない、これが現状でございます。ただ、議員おっしゃるように、にぎわいの拠点になればいいなというふうに考えておりますので、今後も地域と連携をしっかりとしていきたいと考えております。以上です。
【あしたか清友】よろしくお願いします。ガストロノミーツーリズムというのも、これは日本で初めて、そしてまたこれは奈良が会場になってる中で、香芝市は残念ながら来週の開催期間中においてはなかなか関わりがないというふうな状態になっています。県内においても、東山は積極的にルートであったり、拠点であったりというのは整備もされてるし、告知もされている中において、この西側ですね、西山において全く何もないというような状態になっています。ぜひとも市長、まだ話し合われている中においては、協議会にもまだ立ち上がっていないと思うんですけども、こういった歴史文化、そしてまた日本の食、日本のお酒があるこの地域において、しっかりと発信していただくように連携を取っていただきたいというふうに思います。そして、そのことが大阪・関西万博についてもつながってきます。それは、日本酒であったり、日本食であったり、こういった地域ツーリズム、やっていこうというのがもう概要も出ていて、その万博を契機に大阪だけでなく、大阪に近い、大阪の西の玄関口である香芝市においても様々な関わり方ができるというふうに考えます。現時点において、香芝市ではどのような取組を考えておられるのか、市長にお聞きします。【市長】万博での具体的な参加内容等は、まだ決まっていないのが現状でございます。ただ、この万博首長連合のミッションとしては、万博は「ゴール」でなく、終了後も全国に維持し、地域社会の未来を育むレガシー構想の「実験の場」して捉えていきたいと。さらには、アフター、万博後を見据えて万博来場者が+1地域を訪問できるよう、このようなイメージを持っております。奈良県西部におけるこの地域ツーリズム、近隣都市として連携してやっていきたいという考えがあります。そしてもう一つ、文化庁のデータ等を見ておりますと、最新のバーチャル体験、アフターコロナを見据えてリアルとバーチャルを融合、メタバース、NFT等の先端技術を活用したボーダーレスで新しい鑑賞ができる、このようなことも提案されておりますので、教育部としっかりと連携し、先ほどのどんづる峯のご提案等もうまく生かしていけたらなというふうに考えております。
【あしたか清友】ありがとうございます。メタバース等々おっしゃっていただきました。それは、本当にそのとおりであります。未来に向かって新しい手法を取り入れて、観光資源、そしてまた歴史文化というのを伝えていかなあかんというふうに思うわけですが、とはいえ今現状、なかなか博物館の例も出しましたけども、なかなかままならない現状も、古い機器が多いという現状もあります。その中において、今市長がおっしゃっていただいたことを、観光、そしてまた香芝市の歴史文化、そしてまた戦争遺産、平和学習等に活用していただくようにお願いを申し上げまして、一般質問を終わります。ありがとうございました。