議会報告・地域報告

【香芝市議会】①児童発達支援について、香芝市にセンター機能が必要ではないのか?【一般質問】【あしたか清友】

皆様、こんばんは。我ら若人、あしたか清友です。

平成29年3月の香芝市議会議員一般選挙において、1209人の多くの皆様からご支持をいただきました。獲得票数は1208票でしたが、「あしたか、がんばれ」の無効票が一票ありました。私は、1209人の方にご支持いただいたと思っています、ありがとうございます。ただ、投票用紙には氏名以外の文言は記名出来ませんので、ご注意いただきたいと思います。

さて、次の選挙では、一期四年間の評価と今後のビジョンが問われる考えます。その中で、まずは一期四年間の最後の議会で何を質していくのかは、とても重要なことです。最後の一般質問は、多くのご意見をいただいている福祉・教育の充実と都市計画に関わる2点を質問しました。まず、【児童発達支援について】、特に就学前児童の障害児支援に関して、香芝市の支援体制がどれだけ充実したものになっているのか伺いました。民間の事業所も増えていく中で、中核的な担いを「児童発達支援センター」として香芝市にも設置し、公設でする考えがあるのかないのか、ないのであれば民間への支援はどのように考えているのか、今後の香芝市の考えを明確にする必要があると考えたからです。2点目は、今年の秋には、イオンビックや奈良トヨタなどの商業施設が香芝市の畑地区にできますが、その周辺の市道や歩道整備について質しました。大きい視点では、香芝市の都市計画マスタープランの地域別構想にある、都市活力の創出を図るべき地区の進捗状況について伺い、商業施設周辺の市道や歩道整備、近鉄南大阪線二上山駅前整備、どんづる峯や総合公園の一体的な整備の考え方を明確にし、大阪からの玄関口である香芝市西部のまちづくりについて質しました。それでは、令和3年3月議会の一般質問を報告します。しゃべり言葉などは要約し、やりとりが分かりやすいようにまとめています。より正確な議事録は、「香芝市議会 議事録」より検索できますので、ご確認の程よろしくお願いします。また、「録画中継」より本会議や委員会の録画映像が見れるますので、どの議員がどんな発言をしているのか是非ともご確認の程よろしくおねがいします。では、まいりましょう。

【令和3年3月議会】一般質問【あしたか清友】

1、児童発達に支援について ・発達障害者・児支援について

2、香芝市都市計画について ・二上周辺地区のまちづくりについて

 

【あしたか】議長のお許しをいただきましたので、一期目、任期最後の一般質問を行います。私からは就学前の児童発達支援について伺います。小学校につなぐ前の子ども達の支援、保護者に対する支援、職員に対する支援について伺います。まずはじめに、保育所、幼稚園、こども園において、支援が必要な児童、園児の状況についてお伺いし、壇上からの一回目の質問といたします。【教育部次長】令和3年度の予定でございますけれども、保育所では支援が必要な児童50名でございます。また、幼稚園では49名、こども園につきましては21名といった状況でございます。

【あしたか】診断書等の提出がないと支援加配の対応ができないというふうに聞いておりますけれども、診断書等を提出されている方は何人ぐらいおらるのか、そしてまた支援加配の基準についてその現状をお伺いします。【教育部次長】現在、診断書等が提出されていますのは保育所では34名、幼稚園では7名、こども園では5名でございます。基準でございますけれども、基本的には診断書等に基づいて支援加配の対応を行っておりますけれども、診断書等の提出が難しい場合につきましては、保護者の方との面接時にお子さんの様子を聞かせていただき、診断書の必要性のお話もさせていただきながら安全に児童、園児をお預りするために聞き取り等の状況によりまして支援加配を行っておるような状況でございます。基準でございますけれども、基本的には児童、園児2名から3名に対し1名の支援加配を行っておりますけれども、支援の内容によりましては児童、園児1名に対して1名の支援加配を行う場合もございます。ただ、0歳から2歳児につきましては、職員が1人で見る児童数が少ないことや発達段階であること、また年齢が小さいことから行動範囲が限られているということもありまして、基本的には加配のほうは行っておらない状況でございます。

【あしたか】診断者が必要なのだけれでも、提出が難しい方にも支援加配は行っていると。最後にいわれました、発達段階ではありますが、0歳児から2歳児には全く支援加配がないということなんですか。【教育部次長】基本的には配置の方は行っておりませんけれども、身体的な支援が必要な児童等に対しましては生活の様子を注意深く見る必要もございますことから1名の児童に対して1名の支援加配を行う、そういったときもございます。

【あしたか】就学前において予定している支援加配の職員数というのは何人ぐらいおられて、人数の確保が出来ているのかという点を伺いたいと思います。また、その人数で十分に対応ができているのかお答えください。【教育部次長】令和3年度の支援加配職員の予定人数でございますけれども、保育所では30名、幼稚園では18名、こども園では10名を予定しております。また、対応についてですけれども、診断書の内容やお子さんの状況に合わせて支援の必要な内容によりまして児童、園児3名に対して1名の場合、また児童、園児1名に対して1名などそういった内容にあった配置を行っておりますので、対応のほうはできていると考えております。

【あしたか】対応のほうはできているということでしたが、最近はいろいろな支援が必要だというふうに聞いております。保育士さんだけでは、難しい支援もあると思いますが、そのあたりの体制についてはどのようになっているのか答弁を求めます。【教育部次長】自閉症スペクトラムや発達遅延で支援が必要というお子さんもいらっしゃいますけれども、最近は身体的な状況で支援が必要なお子さんが増えている状況もございます。保育士のほうで保育士で支援を行うよりも専門的知識のある者が支援を行うほうが良い場合もございますので、支援加配としまして看護師の配置を行う場合もございます。看護の配置により保護者が安心して預けられ、また保育士が支援の方法等を相談できるようになってよかったというお話も聞いているところでございます。

【あしたか】看護師の配置が保護者にも保育士さんにとっても、良い取り組みになっていますので、是非広げていってください。現場の先生方から支援加配を行っていく上で相談等があると思いますが、先生へのケアというのはどのようにされていますか。【教育部次長】確かに先生の方から保護者への対応、また他課との連携や小学校への引継ぎ等で相談をいただく場合もございます。担当課の職員が現場の状況を見に行ったり、相談内容によっては関係する機関との調整を行い、うまく次のステップへ進んでいけるような様々な方法で先生の支援も行っております。

【あしたか】担当課の職員の方が保育所もしくは幼稚園に巡回して保育士さんに指導や助言を行っていただいているということだと思います。幼稚園、保育所、こども園から小学校への連携がスムーズにできるように小学校先生方とは何か連携されていますか。【教育部次長】小学校への就学につきましては就学相談等もございますけれども、日頃より就学に向け職員同士連携を行っておりまして、状況によりましては小学校から幼稚園、保育所、こども園の様子を見に来ていただいていることも聞いておりますので、引き続き小学校への連携がスムーズにできるように努めてまりいたいと考えております。

【あしたか】小学校に入学するときに環境が変わって色んな意見を保護者の方からいただきますので、ぜひともスムーズな連携ができるようによろしくお願いします。続いて、障がいのある子どもの支援について質問していきます。未就学児に対して日常生活における基本的な動作の指導や集団生活への適応訓練など児童発達支援サービスがありますが、このサービスを受けるに至るまでのプロセスはどのようになっているのか伺います。【福祉健康部次長】プロセスでございます。保護者の方が保健センターでの臨床心理士によります発達相談、発達検査を経て療育を勧められ、社会福祉課の方で相談されてはというアドバイスを受け、相談に来られます。この発達相談につきましては、保健センター等での乳幼児健診において成長、発達状況に気になる点が見られるとして発達相談に至るケースと、昨今の発達障害などへの意識の高まりもあり、乳幼児相談などを通じて保護者の方が子どもの発達に気になる点があるとのことで発達相談に至るケースがございます。社会福祉課では検査結果を踏まえながら保護者の方と面談を行い、お子様の状況を再度確認するとともに、保護者の方がどういった支援を求められておられるかを確認いたします。そして、サービスを受ける事業所、こちらを決めていただき、併せてどういった内容の支援を行うか計画相談事業所においてサービスに計画を立て支給決定を行い、計画に基づいた支援を開始するということになります。

【あしたか】そういった専門家による判断が大切になってくると思いますが、特に年中児におけるスクリーニング、どのような支援が必要なのかという判断です、これをしっかりやっていただきたいと思います。障がい児に対するサービスは増加傾向にあって今年度の12月にも増額補正がなされたところであります。今年度、児童発達支援サービスの利用状況はどのようになっているのか伺います。【福祉健康部次長】今年度の児童発達支援サービスの利用状況でございますが、令和3年1月末現在で延べ3342人となっております。

【あしたか】延べで3342人ですが、利用の実人数がどれくらいなのかというところと、またそれらが前年度と比べてどれくらい増えているのかというところをお願いします。【福祉健康部次長】児童発達支援サービスの支給決定者数ということになりますが、今年度の令和3年1度末現在での支給決定者数は208人となっております。同時期で比較いたしますと、昨年度の令和2年1月末現在の延べ利用人数が3052人でございますので、延べ利用人数にしては290人の増となっております。また、支給決定者数では、令和元年度全体での支給決定者数が217人となっており、今年度は1月末現在で既に208人となっておりますので増加するものと見込んでおります。

【あしたか】今後も増加していく傾向にあるというふうに思うのですが、担当課のほうでは、そういった背景、理由についてどのように考えておられますか。【福祉健康部次長】利用が増加している背景といたしましては、社会における発達障害などに対する認知度の高まりもあり、年齢の早い時期より療育を受けようとされる保護者の方が多いということもあり、年齢の早い時期より療育を受けさせようとされる保護者の方が多いということもあろうかと考えております。また、保健センターにおける発達相談の人数につきましても昨年度までの実績を見ておりますと増加傾向を示しておりましたので、それに伴い児童発達支援サービスの利用につきましても増加傾向にあるものと考えてございます。

【あしたか】療育に対する認知度の高まりがあると思いますが、年齢の早い段階から相談があると思います。保健センターにおいては児童発達相談の人数の推移を教えていただけますか。【福祉健康部次長】過去3年間の相談人数でございますが、まず平成29年度で459人、平成30年度で507人、令和元年度で551人となっております。

【あしたか】保健センターの児童発達相談数も増えていっていると、児童発達支援サービスの支給決定者も増えていっている、その中で児童発達支援サービスを受けることができる事業所が市内には10箇所あります。その市内の事業所で児童発達支援サービスが受けらますが、利用者が増えている状況でさらに障がい児に対してより専門的な支援、保育所等の連携も深めた支援が必要であるということで、国においては児童発達支援センターの整備が言われています。まず、この児童発達支援センターについてはそういった役割を果たすものなのかご答弁をお願いします。【福祉健康部次長】児童発達支援事業所がより身近で療育の機会を得るために設置されている事業所であるのに対しまして、児童発達支援センター、こちらはより専門性の高い療育や、また障がい児の相談支援等も含め総合的な支援を行う施設となってございます。このため、地域の中核的な支援施設として機能することが求められるものとなっておりものでございます。

【あしたか】児童発達支援は児童福祉施設と定義される児童発達支援センターとそれ以外の児童発達支援事業所、この2種類ですが、そのうちの児童発達支援センターが香芝市内にはありませんが、児童発達支援センターを市内に設置する考えはありますか。【福祉健康部次長】児童発達支援センターにつきましては、国の基本方針には令和5年度末までに各市町村に少なくとも1箇所以上設置することを基本とする、市町村単独での設置が困難な場合には圏域であっても差し支えないとされてございます。現在、圏域内には一箇所設置されておりまして、本市においては当該センターを活用しているところでございますので、行政としての設置までは考えておりません。

【あしたか】圏域内に1箇所あるので香芝市では設置しないというような答弁でしたが、圏域内、その範囲に1,2箇所設置のイメージで概ね10万人規模に1箇所以上という目安が示されています。今、設置されている場所は橿原市ですが、答弁では行政では設置されないという考えであると、民間において設置を考えられる方が出てくるかと思います。児童発達支援事業所が民間により香芝市内に設置されているように、児童発達支援センターについても今後、民間が設置されるようなことがあれば、香芝市として、行政としてはどのような支援を行っていきますか。【福祉健康部次長】民間により開設されるようなことがございましたら、中核的な施設との位置づけになりますので、市内の障がい児支援に向けた他の事業所や関係機関も含め連携、協議を図り、より一層支援が進むよう努めてまいりたいと考えてございます。

【あしたか】児童発達支援センターは各障害別にかかかわらず適切な支援を受けられるようにする質の確保が出来ていない状況にある中で、量に対する部分は児童発達支援事業所が今後も増えていくことが想定されます。市内に児童発達支援センターが開設されるということになれば行政のほうからもしっかり支援していなかにといけないと思います。児童発達支援事業所との連携を図る意味でも、今後設置されればさらなる支援を検討していただきますようよろしくお願いします。

 

>>>>>>続いて大項目2番の「香芝市の都市計画について」の文字お越しをしていきます。

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