皆様、こんばんは。二上山を愛する男、あしたか清友(芦髙清友)です。早いものでもうすぐ一年が終わろうとしています。今年中に何とか、12月議会の一般質問の報告が間に合いそうです。長文になりますがどうか最後までお付き合いください。
【香芝市議会】平成30年12月定例会(12月議会)一般質問で一番最後に登壇させていただきました。一般質問は議長に議会の初日の午前中までに要旨をまとめて通告書を提出します。一般質問の順番は議会初日にくじ引きをして決まります。議場では、議長のお許しをえて発言が出来ます。一般質問は一問一答方式です。それでは、まいりましょう。香芝市の観光振興について、①葛城地域観光振興シネマプロジェクト推進事業等について、②二上山周辺の観光資源について、③今後の取り組みについてを質しました。今回は、総合芸術である映画を活用した地域振興、そして悠久のシンボルである二上山周辺の歴史、文化財を活用した地域振興の二つの視点から質問させていただきました。要旨をまとめ、しゃべり言葉や重複した表現は簡略化して報告いたします。なお、正式な議事録は【香芝市議会議事録】より検索していただければ幸いです。また【香芝市議会インターネット中継】にて一般質問など議会の様子が映像配信されておりますので、そちらも見ていただけましたら幸いです。
【香芝市議会】平成30年12月定例会(12月議会)一般質問、質問者【あしたか清友】
大項目1、香芝市の観光振興について
中項目1、葛城地域観光振興シネマプロジェクト推進事業等について
2、二上山周辺の観光資源について
3、今後の取り組みについて
【あしたか】改めましてこんにちは。香芝市議会、現役最年少の若人、あしたか清友です。12月定例会一般質問最後ということで、平成30年最後ということで張り切ってまいりたいと思います。先日、二上山が舞台の映画「かぞくわり」の完成披露試写会がイオンモール橿原内にありますTОHОシネマズ橿原で開催されました。この映画は最も古い歴史を持つ奈良で撮影され、核家族化が進む日本社会で家族が割れていく状況を危惧し、奈良で住み暮らす家族を通じて「本当に守るべきもの、残すべきもの」を示しながら、日本人に大切なメッセージを届けるという役割を担った意欲作です。三輪山(みわやま)から朝日が昇り、二上山(にじょうざん)に夕日が沈む土地に住み暮らす我々にとっても家族とは何か、幸せとは何かを考えさせられる作品です。二上山が舞台でどんづる峯をはじめとする香芝市内各所が映画に出てくることから来年1月19日の奈良での先行上映を心待ちにしているとの声も多く聞いています。香芝市においては、映画製作を同じ時期に地方創生加速化交付金を活用して映画「天使のいる図書館」を制作されました。民間の力で製作された映画「かぞくわり」。この性質の違う映画が時を同じくして、2作品出来ることとなり総合芸術ともいえる映画を活用して香芝市の魅力を発信するまたとない機会であると考えます。そして、香芝市制10周年を迎えた平成13年10月に市民生活の共通目標、市民の心のよりどころとなることを願い制定された香芝市民憲章ではこう明記されています。「香芝市は、悠久のシンボルである二上山(ふたかみやま)の恵みを受けた豊かな生活と歴史をもち、明るい未来社会にむかって歩みつづけているまちです。わたしたち香芝市民は、生きる喜びとやすらぎあるまちづくりをめざして、ここに市民憲章を定めます。」これは前文で、よいまちをつくるという目標は最終的には全市民による継続的な努力によって達成されるものではありますが、自治体として香芝市として悠久のシンボルである二上山(ふたかみやま)の歴史を活用した観光振興施策が岳のぼりだけでは乏しいと考えます。こうした背景を踏まえて、総合芸術である映画を活用した地域振興、そして悠久のシンボルである二上山(にじょうざん)周辺の歴史、文化財を活用した地域振興の2点の視点から一般質問をさせていただきます。
まずはじめに、平成28年度に実施した葛城地域観光振興シネマプロジェクトについて伺います。香芝市をはじめとした葛城地域の観光振興施策として、映画「天使のいる図書館」を作成し全国で公開されましたが、当初は先行上映会や全国公開においても盛況であったと聞いております。広域的な観光振興事業として、初めての試みであったと思いますが、もう一度この事業について、説明してもらえますか。【地域振興局長】葛城地域の更なる観光事業の活用化に向けて、地域の魅力を広く発信し、地域全体をPRするツールとして映画製作委員会との2者で葛城地域観光振興シネマプロジェクトを発足いたしました。平成28年秋に地域でのオールロケで撮影を行い、平成29年2月から行った映画上映は、葛城地域の先行試写会を始め、全国の劇場11箇所で上映を行い、観客動員数は、11000人を超えました。
【あしたか】映画については、上映された時だけでなく、PRツールとして今後も活用できるとのことですが、その後の事業展開として具体的に何かされていたのですか。【地域振興局長】映画製作以降のシネマプロジェクトの活動と映画の活用といたしましては、まず昨年度については、ロケ地を巡るバスツアー、ロケ地のスタンプラリー、市内での無料上映を行いました。また、本年度についてはより多くの地域住民に映画を観ていただく取り組みとして、市内の自治会に対して上映会用DVDの貸し出しを開始するとともに来年2月23日には市民ホールにおいて無料上映会を開催する予定をしています。さらに、映画を製作した4市1町の主要なロケ地に案内板を設置し、QRコードを用いてスマートフォンやタブレットで多言語での解説を表示させる仕組みつくりを本年度に行っているところございます。
【あしたか】それらの取り組みの実績について、少し詳しく教えて下さい。【地域振興局長】ロケ地巡りバスツアーについては、10月14日と15日、11月18日と19日の計4日間で56人の参加者に映画のロケ地を訪れながら葛城地域を楽しんでもらうことが出来ました。また、ロケ地を巡るスタンプラリーについては計379人から参加記念品の応募が御座いました。無料上映会については11月5日と2月18日にふたかみ文化センターで行い2日間で400人の来場が御座いました。市内の自治会へのDVDの貸し出しについては、現時点ではございますが、3箇所の自治会から貸し出しの申請を受けています。
【あしたか】無料上映会ということですが、映画の上映権はどうなっていますか。【地域振興局長】この映画の上映権は製作委員会になります。葛城地域での上映に関しましては無料で上映出来ることになっています。この映画は、全国での上映を目的としております。葛城地域以外での上映権は製作委員会がもっております。したがって、地域外で上映したい場合は、製作委員会に申し込むことになっています。
【あしたか】上映権、葛城地域内であれば、香芝市では、使えるということですね。これは通常では画期的なことでもっと積極的に上映するべきです。先ほど、自治会では3箇所の申請があったと言われましたが大変少ないです、香芝市内では47自治会ありますから。DVDの貸し出しは香芝市内の事業所や地域活動されている団体などには貸し出さないのですか。【地域振興局長】市内での貸し出しは現時点では、自治会だけです。それ以外につきましては今後検討してまいりたいと思います。
【あしたか】要望があれば是非とも拡充していってください。先ほど劇場11箇所で上映されて11000人の動員ということでしたが、地域映画で1万人以上の動員は評価出来ますが、地域映画での大ヒットは2万人以上とも言われています。今後の無料上映会などもあるとのことですがこれは動員数にカウントされていくんですよね。先ほどの自治会へのDVD貸し出しと上映会は性質が違いますが、どんどんやっていただき認知度をあげていただいて動員数にもつなげていただきたいと考えます。11月24日から12月1日まで行われました、香芝市美術展覧会では、香芝市のシンボルの二上山の絵画などを楽しみましたが、大変残念だったのが、総合芸術である映画の映像などが流れていませんでした。なぜ、上映権や映像の使用が許可されているのに使わないのですか。主催が香芝市と香芝市教育委員会だったので教育部ですね。お願いします。【教育部次長】香芝市美術展覧会では、厳粛な現場では映像では音の問題もありますので流していませんでしたが、今後は1階ロビーや市の行事などでも可能であれば映画関連の香芝市に関わる映像を流していくことを検討します。【あしたか】ぜひよろしくお願いします。費用がかかることではありませんので、せっかく良いプロモーション映像があるのですからもっと工夫して流すべきです。
【あしたか】取り組みについてはよくわかりましたが、では、シネマプロジェクトの本来の目的というものを考えた場合、それらの効果についてはどうのように検証されていますか、どうであったと考えますか。【地域振興局長】シネマプロジェクトといたしましては、香芝市を含む葛城地域の魅力を映画を通じて発信することで認知度を高め、地域を訪れる観光客を増加させることを目的の一つとしておりますので、一昨年の全国上映時に10000人を超える来場者があったことや、昨年度に行ったバスツアーやスタンプラリーで葛城地域への観光誘客を図れたことはとても有意義であったと考えます。また、もう一方の目的である地域住民に郷土の魅力を再認識してもらえるという点についても、映画の製作にあたっては、地域自治会をはじめとする住民の方が撮影場所の提供や駐車場、休憩場所などで協力いただいたほか、地域住民の200人以上の方がエキストラ登録をいただき撮影にも参加していただきました。2回の上映がいずれも満席であったということからも多くの市民に興味関心を持ってもらえいるということが言えるかと思いますので、大変効果の高い事業であったと考えています。
【あしたか】香芝市のPRに大変効果の高い事業であるということであれば、これからも継続した取り組みをしていただきたいと思います。シネマプロジェクトは葛城地域4市1町での観光連携により実施されていたということですが、その他に近隣自治体と連携してる観光施策として2市2町広域観光ルート整備推進協議会というものがあるかと思います。連携事業としては、継続的な取り組みだと思いますが、今一つ現状の内容が見えてきていないように感じているのですが、現状何を実施してどのような進捗になっているのでしょうか。【地域観光局長】2市2町広域観光ルート整備協議会では、王寺町、三郷町、大阪府柏原市との2市2町連携事業として、国の地方創生推進交付金を活用した万葉ロマンの地を巡る観光ルート整備事業を平成28年度より実施しております。平成28年度と平成29年度については、各市町の観光資源の洗い出し、整備方針の策定、整備計画の策定、観光ルートの設定など観光ルートを観光資源として活用していくための下準備を行っていました。香芝市は、明神山から関屋地区、志都美地区を巡り、どんづる峯へ続くコースを設定しております。最終拠点となるどんづる峯は、平成29年度から本市単独で、どんづる峯の遊歩道整備を実施し、10月に完了いたしました。先の11月18日に実施した香芝ウォークでも、新たに整備をしたどんづる峯をルートに入れて、多くの参加者に訪れていただいております。さらに、2市2町広域観光ルート整備推進協議会の開催イベントといたしましては、明日でありますが12月15日にダイナウォークと称したウォークインベントを開催する予定です。そこでは、マルシェも開催し、地域の物産販売も実施する予定をしております。
【あしたか】2市2町の連携事業を行って、香芝ウォークの参加人数は増えているのか。【地域振興局長】今年の香芝ウォークはダイナウォークの香芝側のルートを使い実施しました。コースは二上駅からどんづる峯を巡り、太子道を通って尼寺廃寺跡がゴールです。参加人数は308人が参加されました。
【あしたか】それは今年の11月18日のことですよね。2市2町の連携事業を行って参加人数は増えていっているのか伺っています。【地域振興局長】今年は308名でしたが、昨年は台風で中止となりました。それ以前は1000人を超える時もあり、徐々に減ってきております。
【あしたか】観光は天候に左右されるものであるから仕方がないが引き続き参加人数など数値で比較出来るものは注視して取り組んでいただきたい。香芝市の観光施策として継続した連携事業は広く香芝市をPRする上で効果的であると考えます。また、映画のロケ地や今回の観光ルートに取り入れたどんづる峯を有効に活用できるように整備までされていることは香芝市として積極的な取り組みだとは思います。香芝市のもう一つの主要な観光資源である、二上山を活用した観光施策についてお尋ねします。香芝市のシンボルともいうべき二上山ですが、観光という観点において絶対に欠かせない存在です。二上山をしっかりとアピールするための事業を香芝市としてどのように進めていくことが望ましいと考えているのかをお聞かせください。【地域振興局長】二上山については、伝統行事の岳のぼりに代表されるように本市の伝統文化あるいは観光資源に欠かせないものだと考えています。昨今の登山ブームの影響もあってか、市が行った観光調査においても年間で多くの観光客が二上山を訪れていることが分かっています。しかし、実際問題としては二上山の土地の中で本市に属する部分は上ノ池登山口から数百メートルほどの小さい面積でしかないため二上山全体の活用という点においては、二上山美化促進協議会として葛城市、太子町をはじめ、奈良県大阪府とも連携して進めていきたいと考えています。
【あしたか】観光客が増えてきている数値の一例として岳のぼりも平成26年214人、平成27年258人、平成28年315人、平成29年392人と参加者は毎年増えています。しかし、今年は163人でありました。この点について担当所管ではどのように考えておられますか。【教育部次長】例年、二上小学校では給食を食べた後、岳のぼりに参加しておりましたが、今年度は学校の行事などでかないませんでした。来年度からは日程調整出来るように聞いております。
【あしたか】二上小学校の生徒にとってふたかみっこにとって昔からの地域の伝統行事ですので、例年通り参加できるようにしてください。今年の事を踏まえて調整されている、協議していただいているということですね。先ほどの説明では香芝市にあたる部分が少ないということですが、例えば二上山登山口付近には、大ジョーゴ山がありそこには岡城跡があると解説看板まで設置されています。あの部分は、香芝市の領域だと思いますが充分歴史もあり文化的価値のある観光資源としてなりうるかと思います。岡城跡の歴史的評価や文化的価値についてはどのように認識していますか。【教育部次長】岡城跡は中世から近世にかけて、本市の畑、逢坂、磯壁、良福寺、狐井、下田付近を勢力基盤としていた大和武士岡氏の有事の際に使用する出城の山城跡と推定されています。香芝市は古代から大和北西部の玄関口として、河内と大和をつなぐ交通の要衝地として重要視されていたことから七郷山城、送迎山城等の多くの山城が築かれております。この中でも岡城は、山城に関わる遺構が広範囲に依存するものと推定されており、南側の雄岳付近に広がる二上山城と併せて、二上山麓の大和と河内の国境に築かれた戦国時代の数少ない山城として城郭研究者の間では注目されております。
【あしたか】岡城跡を文化的資産として発掘調査をされたことはありますか。【教育部次長】岡城跡は民有地であり、民間開発に伴う土木工事等の計画がないため一度も発掘調査は実施しておりません。補助金等を得ながら市独自に計画的に学術調査を実施して県や国史跡指定に繋げる方策もありますが、石垣等の無い時期の山城は指定のハードルが高いことが予想されます。
【あしたか】石垣等がない時期の山城は発掘調査のハードルが高いんですね。指定のハードルが高いんですね。研究者などが調査されたことはあるのか。【教育部次長】発掘調査が行われていないため、詳細は不明ですが、城郭研究者によって現地での調査の際に縄張図と呼ばれる略則図が作成されており、尾根上の兵の駐屯所など城の中枢部となる複数の来輪と呼ばれる平坦地があり、東側斜面には敵の侵攻を防ぐための空堀の痕跡があることなどが報告されています。
【あしたか】岡城、畑城の領主について分かっていることは。【教育部次長】この時期の領主は、戦のない平時は居館に住んでおり、近鉄二上駅南側の逢坂2丁目付近にある岡氏居館跡と呼ばれる遺跡が岡氏の居館跡と推定されています。民間開発に伴って、発掘調査を行っており、その結果、一辺100メートルの濠で囲まれた戦国時代の居館の跡が見つかっており、この遺跡が岡氏の居館跡である可能性がございます。
【あしたか】発掘調査となると現時点では難しいということは理解出来ますが、岡城跡の存在を知らない市民の方も多いと思います。香芝の景観的シンボルの二上山と文化的価値の岡城跡をひとまとめにして二上山周辺の文化的資産として活発なPRができると思います。近くには志満堂の石仏もあります。先ほどの答弁でいただいたように岡城の領主の居館跡も調査されています。もっと活発なPR活動が出来ると思いますがいかかですか。【教育部次長】二上山の上ノ池側からの登山ルート近くにあるため、平成24年に岡城跡に関する観光用の説明看板が設置されました。これまで二上山博物館での歴史講座や歴史散策などの博物館行事を通じて周知を図っており、二上山博物館年報、紀要での成果報告や平成27年に作成した香芝市文化財観光ガイドマップの刊行物に岡城跡の解説文を掲載するなどして普及啓発に努めております。居館跡などは、詳細な情報がありませんので、情報が集まってきましたら広報などでPRは出来ると考えております。
【あしたか】香芝市にとって二上山を含むこの岡城跡は貴重な財産だと思うのでぜひとも活用していってもらいたいと思います。このように、香芝市は観光的な要素が少ないとされていますが、文化的要素を含めまだまだ埋もれている資源は沢山あります。今回、観光PRとして映画製作を通じて香芝市の資源を発信する手法は、そこで登場した風景やストーリーによって潜在的に香芝市をPRできるとても有効な形だと思います。この映画「天使のいる図書館」では、どんづる峯や二上山など香芝市の美しい風景が映像となり香芝市のPRとして発信されました。今後もこのようなPR素材をもっと作っていけばいいと思うのですがそのような予定はありますか。【地域振興局長】この映画「天使のいる図書館」を今後も活用していくこととしております。映画製作については今のところ新たな構想はありません。しかしながら、近年は二上山の風景やどんづる峯をはじめ市内の情報をテレビや映像に活用したいとの問い合わせも多くなっていますのでその時は積極的に協力していきたいと思います。
【あしたか】現在は新たな映画製作は考えていないということですが、例えば今言われたように外からのオファーに積極的に協力して、香芝市の情報を記録として残してもらえたらその素材も市のPRとして活用させてもらうことも一つの方法だと思うのですがいかがでしょうか。【地域振興局長】条件にもよると思いますが、行政が活用できるようなものであれば可能かと思います。
【あしたか】今後も継続した取り組みをしようとするのであれば映画は、文化芸術の一つとして長く広く活用できる素材だと思います。観光としてだけでなく、歴史文化を題材とした香芝市の魅力発信が必要となってくると考えますが、香芝市としてはどのような取り組みを進めていこうと考えていますか。【地域振興局長】観光素材としては、市内のあらゆるものがPR素材になるべく資源の掘り起こしに努めていきたいと考えております。それをどのような形で発信していくかは映画を含めて様々な媒体を活用していくべきであると思いますので、今後もアンテナを張って積極的な観光振興に努めて参りたいと考えております。
【あしたか】香芝市の魅力を発信することは市外へのアピールはもちろんのこと、香芝市民の皆様が香芝に誇りと愛着を感じ、ふるさと意識を持つことにもつながります。子どもたちにも潜在的な郷土愛が育まれるよう、文化芸術の分野でも大いに活用していただきたいと思います。また、歴史、文化財、芸術が生涯学習課、観光が商工振興課になっています。生涯学習課と商工振興課、歴史文化芸術と観光が連携しないといけません。先ほど、香芝市美術展覧会など例に質問したように施策面の連携がとれいていないと思います。これらは予算や労力をかけずにやれることはたくさんあります。成人式などの香芝市や香芝市教育委員会などの行事で映画の映像を流すだけですよ。あるのに、使えるのになぜ使わないのかと思います。そして、映画「天使のいる図書館」は政策面では、地方創生加速化交付金をとりにいって成果をあげられたわけです。性質は違いますが、あえて申し上げるならば、市民の皆様から見れば第1弾を「天使のいる図書館」とするならば、第2弾は民間100%の有志による映画「かぞくわり」と考えて、一生に一度あるかないかの地元が映画製作、映画のロケ地になるということが2度あったわけです。こんな経験は今までありませんし、全国をみてもありませんよ。吉田市長、香芝市で起こっている出来事としてという意味合いで、第3弾、地方創生推進交付金を狙っていく、次の映画製作などを誘致することを今からでも考えていきませんか。【吉田市長】香芝には目立った観光がないのではないかといわれる中で、二上山の魅力を掘り起こしてみたり、様々な近隣自治体と連携して観光ルートや観光協議会やダイヤモンドトレールもあります。文化資源が沢山ある中で映画が2作出来上がったわけですが、1作目は小芝風花さん主演の青春映画でありました、今回は歴史文化のファンタジー映画になっています。第3弾は映画なのかドキュメンタリーなのかどのような形になるかは分かりませんが、ロケ地の誘致などを今後とも近隣とも連携しながら葛城地域、その中の香芝市をより多くアピールしていきたいと考えているところです。
【あしたか】奈良県でも歴史文化資源を核とした文化芸術振興の拠点づくりプロジェクトであるとか、シネマプロジェクト等で地方創生推進交付金がありますので、今後の検討材料にしていただきたいと思います。そして二上山といえば二上山のお膝元、二上山駅です。駅前の整備で確認したいことがあるのですが、駅前整備は都市計画の街路整備プログラムにそって行うと発言されたが、それはその通りなのだがそれが長期的な展望であるため、暫定的に応急的に早急に西側を整備するように再三にわたり議論してきたと考える。前の発言は振り出しに戻ったとの印象をうけるがどうなのか。【副市長】総合計画、都市計画マスタープラン、畑分川線を引かせていただきました。都市計画をすすめる中で、今後の対応については随時地元とも協議しながら進めていく。【都市創造部長】西側を暫定的に整備することを目指して動いている。用地測量も行い、問題解決に向けて鋭意努力している。
【あしたか】昨年の6月定例会の一般質問では、借地を基本とした近鉄との協議、と答弁があったが、前回の今年の9月定例会の一般質問では、買収や交換も視野に入れた協議を近鉄としていくことを答弁していただいた。そのことも間違いないのか。【都市創造部長】都市計画の街路整備プログラムに沿ってすすめるという趣旨で誤解をあたえたのでればそれは謝罪する。ただ、議員おっしゃるように西側の暫定的な整備に向けて問題解決に努力している。
【あしたか】地域住民や駅利用者の交通安全面の確保だけでなく、今回の質問のように観光面においても重要な駅である。施策の連携にも触れたが、全て連動しているので一刻も早く、早期事業完了を強くお願いして一般質問を終わります。