議会報告・地域報告

【香芝市議会】ミスター二上山、登壇。盛り沢山で中身が濃い、質量ともに◎【一般質問】【あしたか清友】

【香芝市議会】平成30年9月定例会一般質問

【ミスターNIJOZAN】実り多い一般質問となりました。

〇二上小学校体育館の雨漏り解消に向けて、質問後早速応急処置にて見積もりをとっていただいております。

〇近鉄南大阪線二上山駅前の整備については事業化、事業着手を香芝市が初めて明言。ついに用地測量業務開始!

〇モナミホール耐震改修工事の入札不調後、廃止も含め今後の方向性を検討していることを香芝市が明言。

〇総合体育館で生涯スポーツ世界大会のワールドマスターズゲームズ2021の綱引き会場に使用することを香芝市が初めて明言。

 

皆様こんばんは。我ら若人、ミスター二上山、あしたか清友です。民間の会議では当たり前ですが、定例会中の質疑や質問の答弁などはパソコンのタイピングでその場でやっています。香芝市議会では、あしたかだけですが、【香芝市議会】平成30年9月定例会一般質問の要旨をまとめましたので是非最後までご覧ください。また、正式な議事録は後日【香芝市議会議事録】がインターネット配信されますが、一般質問の映像が【香芝市議会インターネット中継】として土日を除く5日後程度にインターネット配信されております。こちらも検索していただきましてご覧いただけましたら幸いです。その【香芝市議会インターネット中継】の映像から速記したものをまとめています。しゃべり言葉や重複している言葉などは文章をまとめて書いていますので、一言一句正確な議事録はまだ配信されておりませんが後日配信されます【香芝市議会議事録】よりご確認ください。今回の一般質問は、香芝市が初めて明言したものが多く、大変実りあるものでした。議長に提出した一般質問の通告書のタイトルは以下の通りです。また、通告書とは本会議の初日に一般質問の内容を議長に提出するものです。議会での発言は議長の許可を得てはじめて発言が出来、議事が進行していきます。またその質問に対する答弁も議長が挙手のあった香芝市の担当部局を指名して答弁を求めます。一般質問の質問者と質問のタイトルは香芝市議会のホームページ上でも【香芝市議会一般質問通告書】で定例会中には公開されています。議員の生の発言で熱量もお分かりいただけるかと思いますので、是非とも傍聴にお越しいただければ幸いです。

 

1、香芝市公共施設等総合管理計画について

①モナミホール、総合体育館、中央公民館 ②就学前施設 ③指定避難所の二上小学校体育館

2、近鉄南大阪線二上山駅周辺について

①二上周辺地区のまちづくりについて

 

【あしたか】皆様改めましてこんにちは。6月定例会より、地域活動におきましては二上山花火大会を始めとする地元の夏祭り、関屋小学校、二上幼稚園、二上小学校、香芝西中学校の美化清掃では草を刈ってまいりました。香芝市西部の地域活動が多くあったため、今回は指定避難所の二上小学校体育館や近鉄南大阪線二上山駅周辺についての質問があります。まずは、香芝市公共施設等総合管理計画より、モナミホール、総合体育館について壇上より質問させていただきます。中央公民館の耐震補強工事が実施され、モナミホールの耐震工事がなされなかったこれまでの経緯についてうかがい、壇上からの質問を終わります。【地域振興局長】モナミホール耐震補強改修工事は、当初平成28年度から平成29年度にかけての工期で実施する予定で、2回入札を行いましたが、いずれも入札参加業者より辞退の申し入れがあり入札中止となりました。その原因として考えられるのは最初の入札につきましては、入札業者が工事費を見積りした結果、設計価格より上回っていなのではないか、また事務費が高騰するのではないかというふうなことが考えられます。また、2度目につきましては、その後すぐに公告して入札のほうを準備しましたが、入札参加申し込みされた場合、公告日から入札日までの期間が短いということから工事費の積算が出来なかったということが推測されます。

【あしたか】モナミホールの耐震化のところで非構造部材を含んだ金額というのはいくらかかるのですか。【地域振興局長】当初の入札の予定では3億1458万2400円ということで設計の方を委託しておりました。

【あしたか】それが不調に終わったんですが、まずは現在のモナミホールの稼働率を含め現在の状況についてお聞かせください。【地域振興局長】モナミホールの現在の稼働の状況ですが、定員につきましては1030人、例えばふたかみ文化センターにつきましては310人が定員となっておりますがその中でモナミホールを毎年利用されている主な行事は収容で大きい行事は、成人式や消防団の出初式、ヤングアメリカンズ・ジャパンツアー、敬老会や民間の幼稚園や保育園の発表会などに利用されいますが、モナミホールの稼働率につきましては3年間の平均で25%、ふたかみ文化センター市民ホールにつきましては平均で48%となっております。

【あしたか】この管理計画作成時でも27%の稼働率だとありますので、下がっている、そもそも低いと思いますが。近隣の市や町の状況も同様なのですかね。【地域振興局長】近隣の市と町の文化ホールの定員と平成29年度の稼働状況ですが、大和高田市さざんかホールは定員が1040人で稼働率42.6%、葛城市マルベリーホールにつきましては定員が714人で稼働率が40.4%、上牧町ペガサスホールにつきましては定員が1003人で稼働率が20%となっております。

【あしたか】上牧町ペガサスホールと同じくらい低い、他は稼働率が高いですよね。モナミホールの稼働率が非常に低いということですね。先ほど、概算の金額で3億円とありましたが、屋根の部分が含まれない状況で3億円と概算で出てるんですよね。全部ひっくるめたらいくらになるんですか。【地域振興局長】全て含んでしまいますと耐震工事では約7億円になります。屋根の部分だけということではなく耐震工事も全てを含みますと7億円に上がってきます。

【あしたか】屋根の部分を含む含まない、全体の耐震工事をした場合とありましたが、耐震工事を実施し全面リニューアルした場合など工事内容と概算の金額を整理して教えていただけますか。【地域振興局長】工事費につきましては、仮に撤去する場合には約2億円、そして耐震工事のみを行う場合は約7億円、全面リニューアルで内装や外装、配管工事を行う場合は約12億円、モナミホールを撤去あるいは新設する場合に障がい者対応の追加工事がございますので約20億円はかかってきます。いずれにしましても工事費につきましては、時期や内容によって工事費は変わってきます。

【あしたか】耐震補強工事、耐震補強改修工事が不調になったということはご存知の方もおられると思うのですが、今のような試算が出ていることは知られていません。市民の皆様に対しても説明が足らないのではないかと思うのですが、額が巨額のですので実施するのであれば市民の皆様にご負担いただかなければならないのですから、より説明が必要になってきます。先日の決算では廃止も含めて検討するという言葉が答弁でありましたが、これは非常に重たい言葉です。廃止も含めてしっかりと道筋をつけなければならない時期にきていると思うのですが、今後の香芝市の考え方について聞かせて下さい。【地域振興局長】モナミホールにつきましては、耐震工事以外に稼働率を上げるために附帯の設備である施設を考えて実施していかねければならないと考えますが、他の市や町でも同様に建設して維持していくのには大変大きな負担となります。また、モナミホールでは稼働率も低く駐車場も狭いということから現在代替施設を有する近隣の市や町で、市町村広域ワーキンググループを立ち上げて公共施設の広域連携検討委員会を設置することを協議しております。さらに香芝市公共施設等総合管理計画におきましても、ホール等広域的に対応が可能な施設についてそれぞれの自治体が施設を保有するのではなく、広域で相互利用を諮ることなど効果的、効率的な共同運用の実現を図ることなどを明記しております。そういったことから施設の老朽化や耐震性の問題であるモナミホールにつきましては存続可否そのものを含めた抜本的な検討を要するものと考え、市の公有財産検討委員会で協議しているところでございまして、その結果を待って今後の対応を考えてまりたいと思います。

【あしたか】あらゆることを想定して検討委員会を立ち上げられたということなんですが、それに関連して香芝市モナミホールの耐震補強改修工事の入札が不調に終わり、総合体育館も連動して考えていかなければならないと思いますが、総合体育館の今後の計画等をどのように考えているのかお聞かせください。【教育部次長】総合体育館につきましては、昭和54年4月の開館後39年が経過いたしました。香芝市公共施設再編計画におきましては、向こう40年、屋内スポーツ施設の拠点施設と位置付け活用していくため、計画的な修繕及び改修を実施すると定められていることから、改修に向けた検討を始めたところでございます。

【あしたか】改修に向けた検討という答弁でしたが、それはモナミホールの状況を見た中での答弁ですか。お答え下さい。【教育部次長】体育館の方は現在でも年間約12万人以上の利用があります。総合体育館は、まさに香芝市のスポーツ拠点であり、基本的には耐震工事とスポーツ施設としての機能強化とバリアフリー化を図る予定でございましたが、モナミホールの状況もあり、多目的化も含めて一体的に検討を進める必要があると考えております。

【あしたか】多目的化という言葉がありましたが、複合化もという意味合いも含めて総合体育館はモナミホールの代替施設になりうるのか。【教育部次長】総合体育館の1階フロアは、縦42m、横37.5m、面積1575㎡と大きくフロア周囲の観客席は1457席ございます。記憶の新しいところでは昨年の大相撲香芝場所の様な大型イベントを開催するキャパシティはあることから、改修内容にもよりますが、例えば成人式や敬老会の開催は可能であると考えております。多目的化を図ったとしましても音楽ホールほどの音響環境の提供は難しいのではないかと考えております。

【あしたか】もともとモナミホールはコンサート用ではないと思いますので、音響設備の件は了解しました。言葉のことで申し訳ないのですが多目的化と複合化というのは意味合いが違うのですか。同じで良いのですかね。【教育部次長】同じような意味合いでお答えさせていただいております。

【あしたか】代替施設になりうるといことですね。2020年の東京オリンピック、パラリンピックの翌年に生涯スポーツの世界大会がアジアで初めて開催されるワールドマスターズゲームズ2021。その綱引き会場に香芝市総合体育館も使用する可能性があると聞いたが、あるのかないのか、またあるのであればどのような予定になっているのか。【教育部次長】ワールドマスターズゲームズ2021は平成33年5月15日から5月30日までの16日間を会期として、関西を中心とした西日本各地で開催される、先ほどおっしゃっていただいたように世界最大級の一般参加型、国際総合スポーツ大会です。32競技55種目が実施され、奈良県においては綱引きとカヌーが開催されますが、綱引きの開催地である葛城市からメイン会場とする葛城市民体育館が手狭であるため、香芝市の総合体育館と広陵町の中央体育館をサブ会場として借用依頼がありましたのでお受けいたしております。

平城京天平祭にて天平綱引き大会が開催されました。香芝市・大和高田市・御所市・葛城市・広陵町の4市1町を葛城地域といいます。葛城地域の青年経済人チームで参戦しました!結果は1回戦負け・・。(^^)ワールドマスターズゲームズ2021関西に向けて機運が高まってきています。平成30年5月4日

2021年に世界最大規模の生涯スポーツの世界大会が日本で開催され、今回の答弁から、綱引きは香芝市でも開催される予定です。会場は香芝市総合体育館です!楽しみ^^

【あしたか】会場として使用するが、香芝市として参画しないということですか。【教育部次長】開催地はあくまで葛城市であり、今回貸館という形になります。現時点で葛城市より会場提供以外の具体的な要請はありませんが、参画するとなれば人的負担、財政的負担が伴う可能性がありますので、要請がありました場合は充分検討していく必要があると考えております。

【あしたか】このような日程もある中で、先程から言っているモナミホールの耐震や改修、総合体育館の耐震や改修がある中で、例えばモナミホールを廃止するのであれば総合体育館の多目的化、複合化によって代替としてありうるということが答弁では見えてくるのですが。吉田市長、モナミホールの耐震工事が耐震のみ、耐震工事を実施して全面リニューアル、解体して駐車場などに利用、それによる総合体育館の多目的化など様々な選択肢がある中で巨額の費用がかかる。いずれにせよ、市民の皆様にご負担がかかる。廃止を念頭においた、決断が迫られているように思いますが、吉田市長はどのようにお考えですか。【吉田市長】まず、モナミホールは公共施設であり歳入歳出での収支だけで必ずしも判断するものではないということです。しかしながら現状は稼働率が低いという現実も受け止めなければならない。先程経費の話も出ましたが、私の手元にあります資料では耐震工事だけでも7億以上、全面リニューアルでは音響施設等もありますので12億超、撤去新設の場合は20億以上のコストがかかるのではないかという予測がございます。こういったことを8万人の人口の中で投資しなければならないのかということを検討しなければなりません。私自身は香芝市単独でそのような建設をするといったスタンスを持っていません。したがって長寿命化が図れるのか、議員がおっしゃったように体育館がキャパシティや耐震工事を踏まえればポテンシャルを持っている施設だと思いますので、こういったことも考えて近々判断していきたいと思います。

 

【あしたか】理解致しました。現時点での思いをお聞かせいただいたのかなと思っています。その判断をしなければならない時期は既に来ていると思っています。いずれにしましても市民の皆様にしっかり説明をお願いしておきます。続いて中項目の2番項、就学前施設について伺います。まずは、就学前保育・教育に関するアンケート調査を実施されましたが、ご存じでない方もおられますのでどのようなアンケートであったのかをお聞きします。【教育部次長】幼稚園や保育所の再編や質の高い教育・保育を一体的に提供するための取り組みに向けた基礎資料として活用するために実施したものです。香芝市在住の0歳児から5歳児の中から1000人を無作為に抽出し、その保護者の方にアンケート調査を行ったものでございます。

【あしたか】1000人を無作為にとありましたが、何人が対象であったのか、またこのアンケートの回収率も教えて下さい。【教育部次長】対象世帯は3506世帯でした。また回収率は625人から返答していただき62.5%となっております。

【あしたか】62.5%の回収率がかなり高いように思いますが、何か工夫されたのですか。【教育部次長】一つは関心の高いアンケートであったのではと考えています。それ以外では、記述欄は最後の要望をお聞きする欄だけにしたこと、回答に要する時間を考えて質問数を考えたこと、またアンケートを手に取った時の分厚さもありすぎないようにある程度の厚さにしたことが良かったのではないかと考えています。

【あしたか】内容を読まさせていただきました。再編を意識してのものと考えますが、アンケートの目的についてお聞きします。【教育部次長】保育・教育に関する保護者のニーズに関する内容及び幼稚園・保育所の今後の在り方についてご意見をお聞きするために実施しました。

【あしたか】保育園幼稚園の今後の在り方を保護者に聞くというのはどういう意図があるのですか。【教育部次長】市では、公立幼稚園と保育所の再編整備について現在方針を作成しているところでございます。保育所においては低年齢時において保育者数が増加していること、一方公立幼稚園においては3年保育の期待があること、また著しく入所者数が減少している幼稚園もございます。保育需要の多い地域では公立幼稚園での3歳児保育の実施や保育所入所者希望の受け入れが難しいことから施設の建て替えや老朽化等の検討が必要な施設もございますので地域の状況等把握した中で幼稚園と保育所の再編の方針をまとめたものを今後、中学校、小学校、幼稚園、保育所の個別計画の方に反映させてまいりたいと考えています。

【あしたか】幼稚園、保育所の再編についての個別計画に反映させていくということで、6月に締め切りでアンケート結果はまだ集計出来ていないのか。出来ている出来ていないと香芝市の再編についての考えをお聞かせください。【教育部次長】まだ集計の方は現在作成中でございます。香芝市の考え方は、集計をして整理したものを先程申しました小学校、中学校、幼稚園、保育所の教育総務課の方で作成しております施設の整備にうまく合うのかどうかを老朽化の状況などを整理して考えていきたいと思います。

【あしたか】集計結果が出ていないので個別計画に反映でいないのでまだ出来ていないということですね。今回対象の市民の皆様からアンケートを採られましたが、再編計画ではパブリックコメントなどをとるのは当然かなと思います。では香芝市の若い職員さんの意見を聞いて反映させることはないのでしょうか。【教育部次長】現在教育委員会では施設の個別計画を策定している最中です。現在、基本的には月に1回請負業者と打ち合わせを実施し施設の状況を収集しておりますが、その後、今年の12月頃から学校等の施設整備に係る基本方針について検討を始める予定をしておりますので、その際には教育部の各課の若手職員にも参加してもらい、幅広い意見を述べてもらう機会を持ちます。将来の施策策定に若手職員が参加していくことは大切だと考えています。

【あしたか】公共施設、教育施設の再編という香芝市の未来を描く大きな全体の事案は、市民の皆様にアンケートやパブリックコメントをいただくのはもちろんのことですが、20代、30代、40代の香芝市の若手職員の意見を全庁的に取りまとめるということが大切です。より良い解決策の企画を図るということが大切です。今言った職員の方々は20年後、30年後、40年後に当事者としておられるわけですから、若手でワーキンググループをつくっていただいて責任を持って取り組んでいただきたい。これは抽象的な意見では全くなく、非常に具体的で人材育成にもつながる大切なことなんです。今、ここにおられる皆さんが20年前、30年前にこの総合管理計画にどれだけかかわっていたのかというようなところが非常に疑問に感じるわけなんです。老朽化、再編といったことはずっと続きます。20年後、30年後にまた同じ話をするんですから、今の再編の企画段階から関わっていればこのことももっとよりよい意見が出てくると思います。目の前の話と長い目で見ればという話のどちらも今からやらなければなりません。人材育成の観点からも、是非取り入れて下さい。

 

【あしたか】続いて、災害時に避難所となる二上小学校の体育館の現状についてお聞かせください。【教育部次長】二上小学校の体育館につきましては、昭和48年1月に建設され、昭和63年度に大規模改修、平成24年度には耐震補強工事が実施されておりますが、前回の大規模工事から既に30年が経過し、全体的に劣化が進んでおります。

【あしたか】体育館天井から雨漏りしています。それについてはいかがですか。【教育部次長】屋根部分の劣化が顕著であり、特に台風による大雨など横からの雨風にさらされた際には、屋根部分中央からの雨漏りが体育館の床面に点々と目立つのが現状です。

【あしたか】これまでの雨漏りの対応はどのようなものでしたか。【教育部次長】これまで、雨漏りが発生した際には施設担当の職員が手作業でコーキング補修などを行って対処して参りましたが、屋根そのものが劣化が進んでいるためか、最近では職員の手作業では十分な対応が難しくなっている状況です。

平成30年7月29日の台風12号時の【指定避難所】二上小学校体育館。昨年の台風21号時はもっとバケツを置いて雨漏りに対応していました・・。【避難所】に行くまでは濡れずに【避難所】に着くと濡れると揶揄されているますが笑い事ではありません。一体、何年ほったらかしにしていたのか。なぜ今まで、公式な場で、議会の場で、誰も取り上げなかったのか全く理解出来ません。

【あしたか】指定避難所が雨漏りするようでは避難所の機能が果たせませんよ。自分たちで修繕作業をすることには限界があります。専門業者にプロに対応していただかないと。【教育部次長】指定避難所において雨漏りが発生しているという事実は、明らかに好ましくない状況であると十分認識しておりますが、まずは子どもたちの健康と安全を確保するという観点から学校施設へのエアコン設置を優先して進めさせていただき、本格的な大規模改修につきましては、その後の取り組みとさせて頂ければと思いますので、まずは、応急的に専門業者による補修を実施出来ればと考えております。

【あしたか】エアコン設置優先は理解します。しかし、応急的な対応は早急にしてください。将来的な対策はどのようにしていくのですか。【教育部次長】最終的には部分的な対処療法ではなく、屋根の下地から全てをやり替える必要があると思われますが、その場合は数千万円単位の予算が必要となりますので香芝市の財政状況を考えますと、足場を要して費用が高くつく工事を実施するのであれば手戻り工事にならないように体育館の大規模改修のタイミングと合わせて屋根の改修を実施するのが効率的であると考えております。この大規模改修の時期につきましては現在策定中の個別計画におきて具体的なスケジュール立てする予定となっております、平成31年度末までには何らかの形でお示し出来るものと考えております。

【あしたか】理解しました。長期的な具体的な日程もお示しいただき、ありがとうございます。まずは応急的な対応を早急に強くお願いしておきます。

 

【あしたか】それでは、最後に二上周辺地区のまちづくりについて伺います。香芝市都市計画マスタープラン地域別構想から二上周辺地区の今後の方針をお聞かせください。【都市創造部長】二上地区のまちづくりにつきましては、豊かな自然の保全と活用を図りながら、安全で快適な都市計画道路の整備や自転車・歩行者空間の確保、住環境の維持・改善による生活環境の向上、また幹線道路沿道における地域振興を推進もしくは促進することを掲げております。

【あしたか】二上地区の幹線道路沿道における地域振興とは、企業誘致での商業施設を指していると考えますが、どのように促進するのですか。【都市創造部長】幹線道路沿道における地域振興につきましては、土地の有効活用や企業誘致の観点から、国道165号沿道の市街化調整区域の適適切な場所において、周辺環境に配慮しながら、商業施設などの立地を地区計画の策定等により計画的に誘導してまいりたいと考えます。

【あしたか】周辺の道・歩道の確保など4月から私立の認定こども園も新たにはじまりますので、交通安全対策の強化をしなければなりません。そのあたりもしっかり協議していただきたいと思います。二上地区のまちづくりの柱になる二上山駅周辺の整備について、昨年6月の定例会の一般質問でお聞きしたところでは、駅の北側における都市計画道路の一部とした駅前広場の広場という表現ではなく広場のようなものの整備は長期的な展望になるということで、現在の駅西側の敷地を整備することが速効的な効果があるのではないかとお聞きしました。昨年6月から1年余りが経過しています。その間の進捗状況について質問いたします。【都市創造部長】駅西側の敷地を活用した整備については、土地所有者である近畿日本鉄道と継続した協議を進めています。協議においては、主に事業用地の取り扱いについて調整が進められていますが、現状の調査を行った上で詳細の検討を行うこととしており、現在、現地における用地測量業務を実施しているところです。

【あしたか】なかなか事業の進捗が図れない原因のひとつは、協議先が鉄道事業者であることが原因であると思うが、素人めからみても交渉が難しい五位堂駅西側の踏切整備などの事業がまとまっている。市内各所で様々な事業が進められているが、事業の優先順位はどのように決定しているのか。【都市創造部長】事業着手の選定については、通学路や交通安全対策など緊急性や効果などを踏まえて検討・計画し、事業に着手しています。二上山駅西側の整備は、交通結節点のアクセス向上を図ることや駅周辺地区の生活道路改善などの観点から、これも優先的に事業に着手したものの、隣接する土地の調査などに時間を要しております。

【あしたか】3つの自治会から要望が出されてからも、年々交通事故件数は増加しています。その半数以上が朝の通勤通学の時間帯なんです。先ほどの答弁で、優先的に事業に着手したものの、との答弁ですが、事業化されているということで良いのですね。事業化しているのか、していないのか。【都市創造部長】はい、もちろん事業の方は継続して問題解決に努力しております。

【あしたか】ありがとうございます、理解しました。それでは昨年の6月の一般質問で、事業用地の取り扱いという点で、以前は土地所有者である近畿日本鉄道と借地を基本とした協議を行っており、そのための条件整理が必要であるとのことでありました。現在はどのような協議が進められているのでしょうか。【都市創造部長】現在の協議では、事前の調査を踏まえて、借地による事業用地確保から買収や交換などいくつかの手法を並行して検討をしております。検討にあたり、まず基本的な条件となる周辺も含めた用地測量業務を実施しているところです。こうした条件整理が整いましたら、順次、構内売店に係る調査や設計等を進める予定です。

平成29年6月定例会一般質問でも取り上げた近鉄南大阪線二上山駅の駅周辺整備について。平成30年9月定例会一般質問で再度取り上げ、香芝市から初めて事業化を明言。香芝市内8つの駅の中で唯一のほったらかし駅、二上山駅。香芝市のシンボルである二上山のお膝元。今まで手つかずだったことが全く信じられません。シンボリックなものへの思いが全く伝わってこない。交通安全面、観光面からも地元議員として、二上山を愛する者として、事業着手だけでは全くダメ。事業完了の最終最後まで、言い続けます、走りまわります!写真は平成29年2月16日

【あしたか】二上周辺地区のまちづくりを進める上で、やはり柱となるのは、近鉄南大阪線二上山駅の駅前整備であると思います。駅前広場という名称や位置づけであれば、規模の大きな事業とする印象がありますが、駅西側の現状を見ると、市内各所で行われている道路拡幅整備と同規模の事業であり、大きな事業ではありません。難しい交渉もまとめられている。先ほども事業化されたと力強い答弁もいただいた。しかし、着手しても完了しないと全く意味がありません。一日も早く事業が完了しますように宜しくお願いしておきます。以上で一般質問を終わります。

 

 

【若人こぼれ話】

今回は実りある一般質問だったとふりかえります。平成29年度福祉教員委員会で副委員長、平成28年度香芝市一般会計決算でが特別委員会で委員、平成30年度香芝市一般会計予算では特別委員会で副委員長、平成30年度福祉教員委員会で副委員長、平成29年度香芝市一般会計決算では特別委員会で委員と経験させていただき、香芝市の一般会計、特別会計、国、県、香芝市の市政方針の関連性などを全体像から議案と向き合い、落ち着いて質疑出来るようになってきました。香芝市公共施設の再編整備についても議員として逃げずに提言していきます。また、ここまで読んでいただいた皆様、ありがとうございます。ここまで読んでいただいた皆様、平日の日中はお忙しいとは思いますが、是非とも一般質問や委員会の傍聴にお越しいただき、生の声を聴いてください。香芝市のことや今回の一般質問のことでご意見ご質問ありましたらお気軽にお声がけください。若いもんが気張らなあきません。厳しく育てて下さい、支えて下さい。引く続き、皆様のご指導宜しくお願い致します。なお、一般質問の正式な議事録は香芝市議会議事録を検索してご確認いただければ幸いです。ここでの報告は香芝市議会インターネット中継から文字おこしでの報告ですのでご理解の程お願いします。

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