議会報告・地域報告

【香芝市議会】ふるさと納税の返礼品にもっと魅力的な特産品を【決算特別委員会】【あしたか清友】

皆様こんばんは。いつもお世話になっております、我ら若人、あしたか清友(芦髙清友)です。

 

平成29年9月4日の本会議にて決算特別委員会(委員8名)に選任されました。決算特別委員会に付託されました【議第1号】平成28年香芝市一般会計歳入歳出決算の認定について、9月11日~13日の日程でいよいよ始まりました。1日目は、

(1)総括説明

ー目次ー(歳入歳出決算に関する説明書)

(2)歳出

款1.議会費、款2.総務費、款3.民生費、款4.衛生費、款5.農林商工費、款6.土木費、款7.消防費

について、「あしたか」が質した主な質疑を要約して報告します。

【職員退職手当基金】について

【あしたか】平成28年度の退職手当が730305245円であるが、今年度以降の推移を伺いたい。【香芝市】3億円、2億5千万円と徐々に下がっていく【あしたか】団塊の世代の退職ピークが過ぎて年々歳出が下がっていくのであれば、1286632000(千円単位省略)円の職員退職基金は多すぎないのか。基金の目的以外の用途は無理である事は理解するが、12億8千万円もの基金の積み立ては今後不要である事からもこれからのありかたや使い方に住民サービスや福祉・教育に関連づけていただくように工夫していただきたい。【香芝市】基金は目標引当金額が決まっている。基金の目的は変更出来ないが、今後は基金が徐々に減少していく事になる。

【デマンド交通業務委託料】について

【あしたか】平成28年度38040000円で平成27年度が38225760円で▲185760円、システム使用料では平成28年度2527132円で平成27年度が2913038円で▲385906円とあるが利用者が減っていったという事か。【香芝市】指摘の歳出減はタクシーに設置する設備システムの費用で利用者数の増減とは関係ない。設備投資が必要時に増減する事になる。デマンド交通の利用者は年々増加している。【あしたか】利用者数と連動していない事は理解した。高齢者が利用者の7割を占めるデマンドタクシーは財産管理費というようりは福祉の要素が高い、引き続き利用者増につながる広報をお願いしたい。

【ふるさとまちづくり寄付金積立金】について

【あしたか】平成27年度歳出が13137892円で平成27年度1508717円から11629175円も寄付金が増えているが何か特別な施策をしたものなのか。【香芝市】多額の寄付金があったもので、特別に何かをした効果であるとは考えていない。【あしたか】ふるさとまちづくり寄付金記念品が平成28年度60164円で平成27年度が21708円と寄付金の増加額分とは比例していないがどういう事なのか。【香芝市】多額の寄付金があり、寄付金は桁違いに増額となったが、件数は平成27年度13件から平成28年度21件であり、件数からみると記念品の額の通りになっている。【あしたか】他市町村にふるさと納税をされて、本来、香芝市に収められていた税金が他市町村に逃した額はいくらなのか。【香芝市】4763万円(千円以下は後程正確な数字を確認する)である。【あしたか】記念品・返礼品の企画力がそれらの数字に表れている。香芝には魅力的な特産品はある。もっと還元率の高い魅力的な返礼品を考えるべきだ。

【北葛城地区保護司会負担金】について

【あしたか】7月7日香芝市集会が二上文化センターに於いて第67社会を明るくする運動を主催された北葛城地区保護司会。香芝市、葛城市、上牧町、王寺町、広陵町、川合町の2市4町で均等割、人口割負担をしているが、一番多く負担している香芝市から会に対して意見しているのか。例えば、北葛城地区の名称変更や香芝市単独での会運営等の働きかけ等をしているのか。【香芝市】会に対して意見はしていない。名称や市単独での運営等は会での判断によるもので、香芝市から意見するものではない。【あしたか】一番多く負担金を払っているので、意見するべきだ。香芝市制25年も経っているのに北葛城地区のままで、いかがなものか。広域化や共同化が主流になってきているが、これはそれにあてはまらならないと考える。歴史ある団体であるのだから、市制移行のタイミングやそれ以降で、もっと香芝を全面に出す意見をするべきである。

【予防接種委託料】【妊婦一般健康診断委託料】【乳幼児健康診断委託料】【虫歯予防委託料】【新生児等訪問委託料】について

【あしたか】平成28年度予算285306000円に対して12420276円の不用額、平成27年度予算が300924000円に対して19781833円の不用額であるが、執行率を上げる広報等はしているのか。【香芝市】(各項目での説明があったがメモが追い付かず、後ほど正確な数値は確認する)妊婦一般健康診査での償還払いは236名879件等である。【あしたか】平成27年度より執行率が上がっているものの1千2百万円の不用額が大きいと考える。平成27年度から平成28年度の予算額が15618000円減額されている。もっと有効な広報をしていかないと予算が抑えられなくなるのではないか。予防費は必要な費用なので、担当部で執行率をあげる工夫を引き続きお願いする。

【葛城地域観光振興シネマプロジェクト推進事業負担金(繰越明許費)】について

【あしたか】10000000円とあるが、一般財源からではなく地方創生加速化交付金であるのか。【香芝市】そうである。4市1町各10000000円で葛城地域観光振興シネマプロジェクト推進事業をしているものである。【あしたか】11008人の観客数とあるが上映個所や今後の活用を詳しく説明してほしい。【香芝市】奈良の先行上映をはじめ、東京や大阪等11箇所で上映し、11008人の観客数である。11月開催のふれあいフェスタでふたかみ文化センターにて上映予定である。50名を2回上映で小規模であるが、今後は各学校や公共施設等で上映する予定である。【あしたか】香芝市の判断で上映可能なのか。無料上映なのか。【香芝市】上映の権利は4市1町からなるシネマプロジェクトが持っているので、香芝市内の上映は香芝市の判断で可能である。11月に予定しているふれあいフェスタでの上映は無料観覧である。また、今後はバスツアーやスタンプラリー等を考えている。【あしたか】地元が舞台の映画は、一生に一度あるかないかの事で地方創生加速化交付金での製作なので、もっとPRするべきだ。ロケ地の案内板やマップ作製等、ロケ地巡礼を促し香芝をもっとPRするべきである。今後は一般財源からの予算はつけないのか。【香芝市】その様な事はしていく予定である。一般財源からも予算だてしいく。

【企業立地推進事業】について

【あしたか】57330840円とあるが、中小企業設備投資促進補助金(繰越明許費)、香芝ブランド推進事業補助金(繰越明許費)、香芝みらい塾事業(繰越明許費)等が成果報告書で報告されている。全体像で、記載がないのが事業数だが、香芝市内の事業数の推移を報告してほしい。【香芝市】経済サイエンスでは、香芝市内の事業所数は平成24年1897から平成26年2016社である。【あしたか】事業所数の増加は、一面的であるが企業立地推進事業の成功といえる。しかし、事業所増は人口増によるものである事も一因である。人口数が下降気味になる前に、手立てが必要だと考える。平成20年4月に奈良県中小企業振興基本条例、平成27年4月に奈良県小規模企業振興基本条例が施行されているが、香芝市でも今の好循環のうちに、10年20年先を見据えて地場産業や新たな産業創出の為に条例化の機運を高めなければならないと考える。香芝市の中小企業振興基本条例の策定、小規模企業振興基本条例の策定の考えはないのか。【香芝市】現在は様々なそれらの施策が進んでいるので、条例化の考えはない。【あしたか】事業所と行政が膝を突き合わせて、地元の未来について話し合う場をつくる事は地元の産業発展には最も大事な事である。今後も条例化の必要性を言い続ける。

【J-ALERT保守点検委託料】について

【あしたか】災害や防災ではない、不測の事態が現実味を帯びる中、市民の生命を守るために、香芝市の危機管理体制はとれているのか。【香芝市】J-ALERTは国からの連絡システムである。【あしたか】先日の北朝鮮のミサイルでは、香芝市では危機管理体制の確認など行ったのかという意味で質疑している。【香芝市】先日の北朝鮮のミサイル時以降に防災訓練等行っていないが、市の災害時マニュアルに則し、緊急時の対応が出来る体制は常時とれる。

朝9時から始まった決算特別委員会初日は、18時頃まで続きました。初めてであったが、理事者側からも詳しく説明をもらい、理解した。まずまずの初日であったと考えます。2日目も遠慮なしにバリバリでいきまっせ~

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