皆様、こんばんは。我ら若人、あしたか清友です。
二上山が舞台の映画「かぞくわり」が7月3日に三輪山より本編クランクイン。昨年の5月や10月には既にクランクインしていましたが、メインキャストが奈良入りしたのがこの7月でした。7月29日には二上山にてクランクアップ。撮影が終了しただけで、これから編集作業に入り完成は後1年後で、来年の秋頃になる予定です。私は、映画の裏テーマでもある【農】【食】のアドバイザーとして関わっております。3年前の企画段階から関わっていましたが、今年の3月26日の香芝市議会議員一般選挙にて(4月1日より)議会に押し上げていただきましたので、念のため申し上げます。私は映画「かぞくわり」で1円の収入も得る事は御座いません。仮に収益を得ても何ら問題は御座いませんが、ボランティアであることを申し上げておきます。何とかこのストーリーを世の中に形にして届けたいと本気で考えております。香芝【かしば】二上山【にじょうざん】を全国、世界に発信する絶好の機会でありますので、地域振興の起爆剤になる映画「かぞくわり」には、あくまで農食アドバイザーとして熱量を持って携わっております。一生に一度あるかないかの地元が舞台の映画製作。地方創生加速化交付金を活用した葛城地域の4市1町映画「天使のいる図書案」も今年の2月に上映され、何と同時期に2作品も地元が映画の舞台になるという、起こり得ない事が香芝【かしば】では起こっております。これらを機に、香芝【かしば】二上山【にじょうざん】をみんなで全力で広めよう!こんな機会は本当に無いでしょうね。それでは、映画「かぞくわり」企画概要から説明致しますね。
歴史と家族の思いがいっぱい詰まったファンタジーコメディー映画
高度経済成長期を終えた時代、核家族の思い描く極楽浄土はどこなのか。
郊外住宅街に住む人々の高齢化に伴い、地域の人口の減少、空き家の増加、家そのものの建築のずさんさなど、住宅にまつわる地域課題は全国で社会的に問題視されています。住宅の問題は、住宅ローンから始まり、それは古代ギリシャの時代から存在しています。奈良は大阪へのアクセスと利便性の高さから、マイホームを求め多くの家族が都市部から移住し、早くからベットタウンとして発展してきました。その傍らで當麻寺の極楽浄土を描いた曼荼羅など、1400年以上も形を残しているものが存在しています。古いものと現代をセリフなしの映像美で表現する事ができる場所が数々残る、奈良。古代から人々が西方浄土を祈り拝んだ二上山にまつわる伝説を背景に、ベットタウンに住む一核家族に焦点を当て、住む家の在り方、家族の役割という普遍的なテーマをコメディータッチで描きます。
あらすじ
そこはニュータウンと呼ばれる住宅地。マイホームでの幸せな家族の時間は永遠に続くはず・・・ほんの30数年。月日は流れ、住宅地は人もまばら、父は定年でくたびれ、母は魔女と化し、もはやニューとは呼べなくなっていた・・・親の反対で画家の夢を諦めた38歳で独身ニートの香奈は、そんな実家に両親と暮らす。ある日、妹の暁美が夫の不倫が原因で思春期の娘、樹月(きずき)を連れて突然帰ってくる。暁美が実家を占拠していく中で姉妹のけんかは絶えず、次第に家族が崩壊していく。行き場を失った香奈は、鬱を患っていた若い頃に壁画を描いていたある場所へと再び足を踏み入れる。そこは、旧日本軍が本土決戦に備えて作った実際の地下壕(屯鶴峯)。そこで、香奈は建築家、清治と出会う。清治は、自給自足しながら、これまでにないアートイベントを仲間たちと計画する不思議な人物だった。そこで生活を始める香奈。一方、両親との関係に満たされないものを感じる樹月。転校先の中学にも、うまく馴染めないでいるが、あるとき好奇心から香奈と清治の後を追った樹月もまた、彼らの世界に惹き込まれていく。そして彼女は、當麻寺の曼荼羅を描いた中将姫と香奈の関係に気づくことになる。そして香奈と清治の行動は街を混乱に陥れ、そして香奈の家族にも試練を与えていく。時空を越えて、ひび割れた家族に今、奇跡が起こる。
実力派俳優陣が勢揃い
【監督・脚本】塩崎祥平(奈良県大和郡山市出身)
【香奈役】陽月華(元宝塚娘役トップ)
【父親役】小日向文世
【母親役】竹下景子
【樹月役】木下彩音(2015ホリプロキャラバングランプリ)
【暁美役】佃井皆実
【清治役】石井由多加
写真は全て許可をえて掲載しております。役者さんや映画作品の本編の映像や画像は一切含まれておりません。全てメイキング映像やオフショットになります。この1ヶ月間、早朝から深夜まで同行しましたが、凄まじかったの一言です。私自身は料理の修行時代では、大昔でしたので時にはどつかれながら、当然休みもなく、カラスが白ならば白といった世界で這いつくばって仕事をしてきた類ですので、何でも来いですが、映画製作の現場ではそれとはまた違った緊張感で、現場の段取りの急変ぶりは想像をはるかに上回るものでした。おそらく一生経験する事が出来無ない貴重なものに触れられたと考えます。現場は生物。9月から奈良で始まる国文祭・障文祭に活かせられる経験であったと思います。香芝が芸術にあふれ、芸術家が一目置く街にするんだ、という気構えで4市1町映画や映画「かぞくわり」を大いに活かすべきです。映画「かぞくわり」は無事に撮影が終了し、編集作業等に入り、来年の秋頃の完成予定です。完成して上映して終わりではなく、4市1町映画と「かぞくわり」の今後の地元での活用に注目し、引き続きサポートしていきます。
次作も香芝でとってもらおう!映画3部作を目指すくらいの意気込みで、みんなで芸術が日常になる様に機運を高めよう!地元が映画の舞台になり、同時期に(性質が違う)2作品が出来る事は本当にあり得ない事です。次こそは、もっともっと香芝市を二上山を撮ってもらおうではありませんか!映画監督の皆様~かしば~ふたかみ~二上山~が熱いですよ~
完成には後一年かかります。
え~そんなにかかるの~とよく言われますが、先の映画「天使のいる図書館」は4市1町での地方創生加速化交付金(各1千万円、計5千万円)での映画製作ですので、交付金の性質上、単年度での製作となりますので予算面においても製作期間においてもありえない速さでの完成、上映となっていると考える方が普通だと思います。民間での製作は4年、5年とかかるのはざらにあります。事実関係のみで、決して嫌味ではありませんので^^完成しましたら、是非とも連携して香芝【かしば】二上山【にじょうざん】を発信していきたいです!また、映画の内容だけでなく、製作の経緯も大変ユニークです。製作委員会ではなく、LLP(有限責任事業組合)を設立しての映画製作は調べた限りでは全国では3例目、全国展開をするものとしては初めての試みです。映画のテーマに沿った活動をしている面々でLLP(有限責任事業組合)を設立、映画の訴えるテーマや内容に賛同した奈良が拠点のメンバーでプロディユースし、製作しています。この手法は、各方面で地域づくりやまちづくりの活動をされている方々にとっても注目の手法ですので、是非成功させたいです。