議会報告・地域報告

【香芝市遺族会】ラピュタのようだと言われる友ヶ島が見える戦争遺産へ

平成29年5月30日(火)

香芝市遺族会の前期平和学習会に参加しました。香芝市遺族会は二上地区、下田地区、五位堂地区、志都美地区の旧村名の4地区に分かれています。例えば、昔の二上地区は現在の二上校区よりも広い範囲を指しています。現在は下田校区の磯壁や加守、現在は関屋校区の関屋全域も昔は二上村でしたので、昔の二上地区になります。

最近では、奈良県遺族会は戦争で亡くなられた遺族の高齢化に伴い、今年から子供や孫の代で構成される、青年部が設立されました。「あしたか」自身は祖父の兄弟、母屋の兄が戦死しておりますので、賛助会員にあたります。我々のような若手が、次の世代に今の平和と繁栄は、尊い多くの犠牲の上にあることを伝えていかなければなりません。

 

 

香芝市遺族会の二上地区の皆様とバスに乗って奈良県護国神社に向かいました。奈良県護国神社には、香芝市長、香芝市議会議長も参列しておられ、あしたかも皆様と共に正式参拝しました。

奈良県護国神社

玉串を謹んで供えさせていただき、その後、香芝市遺族会は2台のバスで、加太「深山砲台跡」見学に向かいました。

友ケ島 (加太「砲台跡より望む」)

友ヶ島にも砲台跡などがあり、有名な映画「ラピュタ」のような風景がひろがっていると言われています。今回は、友ヶ島には行けませんでしたが、加太地区もレンガ作りの爆薬庫など、似ていると思われるところはありました。

由良要塞

 

大砲の配備位置や由良要塞に実際に触れ、先の大戦での多くの犠牲者の上に、今の平和がある事を改めて認識しました。戦後72年が経過し、私も含めまして、戦争を知らない世代が多くを占めています。遺族会も年々減少傾向にあり、戦争で亡くなった遺族の子供や孫の世代がどの様に後世に伝えていくのか。また戦争の爪痕が残る戦争遺産をどの様に伝えていくのか、守っていくのか。ミサイル実験や領海侵犯等、近隣諸国の行為が過激になる中で、戦争を二度と起こしてはならない為にも、我々現役世代が国防についてしっかりと考えなければなりません。

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