議会報告・地域報告

【香芝市議会】要望していた母子健康手帳アプリがいよいよスタート!【一般質問】【あしたか清友】

皆様、こんばんは。我ら若人、あしたか清友(芦髙清友)です。

今回の一般質問では、香芝市の子ども・子育て支援について、また香芝市の食、農、商、工、観の連携についての大きく2点をうかがいました。まずはじめに、4月からはじまりました子育て世代包括支援センターの機能を確認させていただき、香芝市の子育て世代の皆様にも充実ぶりをもっと伝えていきたいと思います。あしたかが登壇した一般質問の2日前に、報道の情報が正しければ、3ケ月の赤ちゃんを母親が児童虐待で殺害するという痛ましい事件(香芝市での事件ではありません)が発生直後であったため、子育て世代への周知徹底は必要です。児童虐待や育児放棄は絶対にあってはならないことですが、家族や相談できる人がいない、子育てに不安な保護者や、支援してもらえる人がいない、これらの状況下では保護者もある意味では、一面的には被害者でもあると思います。一人でも子育てで苦しむ保護者や赤ちゃんの命が助かりますように、心から一般質問をしました。

【香芝市議会インターネット中継】より本会議場での【一般質問】や【本会議】での言動が観れます。是非とも、視聴していただければ幸いです。また、【香芝市議会議事録】として凡そ次回の定例会までには正式な議事録が確認できます。映像からの文字おこしですので、しゃべり言葉や繰り返しなどは要旨をまとめ伝わりやすい文章にしております。内容などに関するご意見ご質問は是非ともお問い合わせください。直接お電話の場合は番号通知をオンにして090-5065-8281までお願いします。電話よりも文章の方が良い場合は、【あしたか清友】ホームページ内に【お問い合わせ】フォームがありますので、そちらより入力してください。宜しくお願い致します。では、まいりましょう。

 

【母子健康手帳アプリの導入】

①香芝市の子ども・子育て支援について

②母子健康手帳について

【道の駅構想】

①香芝市の農業振興について

②地域ブランド向上について

③「道の駅」基本構想の策定について

 

【あしたか】平成31年4月より、子育て世代包括支援センターが充実しました。子育て世代包括支援センターは、母子保健分野で実施している妊娠・出産包括支援事業と、子育て支援分野の子ども・子育て支援などを包括的に運営する機能を担うものと、それぞれの分野の専門知識を生かしながら、妊産婦及び乳幼児が安心して健康な生活ができるよう、切れ目ない支援を行うものです。保健センターに妊産婦・乳幼児相談窓口、児童福祉課に子育て相談窓口を設置し、妊娠期から子育て期まで、子育て世代の身近な相談窓口として子育てをサポートするものですが、子育て世代包括支援センターとしての機能を設けることによって、4月から充実したことはどのようなことですか。【福祉健康部次長】保健センターの妊産婦・乳幼児相談窓口には母子コーディネーターを、児童福祉課の子育て相談窓口には育児コーディネーターを配置し、助産師や保健師などの専門職による相談体制の整備を行いました。また、月に一度、保健センターと児童福祉課で会議を実施し、現状の支援のあり方を再点検し、それぞれのケースの段階に応じた支援、サービスの情報や助言ができるように、連携強化を図っております。

【あしたか】助産師の母子コーディネーターを配置されたということですが、新たな人員配置をされたということですね。妊娠期の事業内容、どのような取り組みをされていますか。【福祉健康部次長】保健センターの妊娠期の取り組みとしまして、母子健康手帳の交付時に、助産師が個別面接を行い、個々に応じたプランを全妊婦に作成しています。支援プランに応じまして、必要な方には、安心で健康的な妊娠期を過ごして頂くために、助産師による妊婦訪問を実施しています。また、プレママ教室を毎月実施しております。

【あしたか】ママのための出産準備、おなかの子どものためのという意味合いでの、プレ、前、ですね。プレママ教室の現状はどうですか。【福祉健康部次長】プレママ教室は、妊婦と家族を対象としております。助産師による出産、育児への不安の解消講座やストレッチ、先輩ママとの交流会、妊婦歯科検診を3日間で実施しております。近年、助産師による出産、育児への不安の解消講座には、夫の参加も増加しており、平成29年度は18人、平成30年度は45人が参加いただくなど、家族を含めた妊娠期の支援強化につながっていると考えております。

【あしたか】妊娠期の支援として、妊娠届の面接、プレママ教室、妊娠訪問は、妊娠届時に面接を行っている助産師が担当しており、切れ目のない継続性を持った支援を提供されていますが、産後はどのような取り組みをしていますか。【福祉健康部次長】産後は新生児期の訪問を実施しております。今までは、助産師による新生児訪問と看護師によるこんにちは赤ちゃん訪問を実施しておりましたが、今年度より、助産師によるこんにちは赤ちゃん訪問に統一しております。また、4ヶ月までの赤ちゃんの乳児相談を時間予約制で実施しております。

【あしたか】助産師によるこんにちは赤ちゃん訪問にしたメリットはどういったことがありますか。【福祉健康部次長】育児に関する不安や悩みの相談、子育て支援に関する情報提供だけでなく、身長・体重の測定や新生児の発育・栄養・生活環境・疾病予防の指導など、全ての新生児に同一のサービスを提供することにより、サービスの向上につながっていると考えております。また、助産師の全戸訪問により、出生時の情報等が確実に把握できることで、保健師へ円滑につなげることができ、保健師が適正な育児支援につなげることができるようになっております。

【あしたか】4ヶ月までの赤ちゃんに限定して乳児相談日を設けているのはなぜですか。【福祉健康部次長】4ヶ月までの赤ちゃんの相談日は時間予約制としています。生後間もない赤ちゃんを連れての来所なので、待ち時間をなくし、ゆっくりと助産師と相談できる体制を整えております。来所者の中には、こんにちは赤ちゃん訪問後、体重の伸び等の確認のための相談も多く、不安を抱えたままにならないように丁寧に対応するために時間予約制としています。

【あしたか】4ヶ月検診にあわせて、4ヶ月検診までの不安解消の一面もあるのかなと思いますが、2日前に起こりました事件(香芝市での事件ではありません)、3ケ月の赤ちゃんが犠牲になりました。その母親は加害者ではありますが、ある意味では被害者であったと私は考えます。そもそも子育てに不安な保護者や、支援してもらえる人がいない方にはどのような支援をしているのでしょうか。【福祉健康部次長】核家族化が進みまた地域のつながりが希薄化している中、子育て家庭が孤立しやすい状況が増加していると考えられます。その為、養育支援の必要な家庭には、助産師、保育士等の専門職が子どもの成長や支援に合わせ居宅に訪問を行っています。また、近くに支援者がいない方には、つどいの場などを紹介し、保護者同士の交流の場の提供を行っています。

【あしたか】香芝市内4ヶ所で開設されているつどいの広場ですが、そのつどいの広場の現状とまた、それ以外の子育て支援についても現状をうかがいます。【福祉健康部次長】地域の子育て支援の拠点として、乳幼児とその保護者が相互の交流を行う場所をしない4ヶ所で開設しており、親子がともに遊び、また子育ての相談や情報の提供を行っています。その他の子育て支援では、ブックスタートとして、4ヶ月検診の際に絵本の読み聞かせをするとともに絵本のプレゼントを行っています。また、生後6ヶ月までの赤ちゃんと保護者が参加するベビーマッサージや、大阪樟蔭女子大学と連携したグリム絵本館や赤ちゃん学校なども開催しています。また、おうちのおうえん行事として季節の行事を総合福祉センターで行っています。なお、ベビーマッサージやおうちのこうえん行事については、大変好評で、たくさんの方に参加していただけるよう、開催日数も増やしている状況です。これらは、福祉健康部を越えた子育て支援に関する各種情報についても育児コーディネーターが支援を必要とする方に情報提供を行っています。

【あしたか】以前から、好評である事業は、開催日数が限定されいてなかなか参加出来ないとの意見がありましたが、少しずつですが開催数も増やしていっているとうことですね。引き続き宜しくお願いします。この4月から始まったばかりではありますが、子育て世代包括支援センターの周知と今後の取り組みについて、どのようにお考えであるのかうかがいます。【福祉健康部次長】周知につきましては、広報かしば5月号において市政トピックスとして子育て世代包括支援センターを紹介させていただきました。また、ホームページにおいても周知しております。4月からの体制として始まったばかりですので、子育て世代包括支援センターの認知度が上がるよう今後も周知を継続し、より多くの方が利用していただけるようにしていきたいと考えております。

【あしたか】その周知をするために大変有効なアプリが4月より導入していただきました。平成29年12月定例会の一般質問におきまして、またそれ以降の委員会や決算・予算特別委員会などでうかがっておりました電子母子手帳です。香芝市の導入した名称ですと、母子健康手帳アプリですが、こちらを大いに活用していただきたいと思います。以前から要望しておりました、母子健康手帳アプリの導入をしていただきありがとうございます。大い期待しております。このアプリには、検診の記録や予防接種の記録を保存したり、身長、体重などの結果をグラフ化することもできます。成長記録を入力して保存できる機能、子どもの健康記録や、成長日記は家族で共有することも可能、妊娠期は、週数にあわせたおすすめレシピ、子育て期は、月齢に応じたお役立ち情報もアプリより配信される。さらに、香芝市独自の情報として、検診、予防接種、各教室等のイベントの案内が情報配信されます。周知をするために有効なこの母子健康手帳アプリの周知をどのようにしていますか。【福祉健康部次長】詳細まで知っていただきありがとうございます。より多くの方にために、母子健康手帳アプリのパンフレットを、妊娠届、プレママ教室、こんにちは赤ちゃん訪問、乳幼児健診、乳幼児相談、つどいの広場などで配布しております。また、ポスターの掲示、ホームページ、フェイスブックへの掲載、お知らせ版での周知を実施しております。

【あしたか】現在の利用状況や利用者からの反響はどうですか。【福祉健康部次長】6月5日現在の登録ユーザー数161件っとなっております。生後1歳未満の子どもを登録しているユーザー数が50件となっており、月齢の小さい子どもを登録しているユーザーが多い現状となっております。何か反響はあるのかという点につきましては、妊娠期、子育て期の方々は、日常生活の中でスマートフォンを使いこなしておられることもあり、登録に関しては思いのほか簡単であったと聞いております。また、アプリに関しては、本市の子どもに関する情報が得やすく、便利であるとの感想をお聞きしておます。

【あしたか】私から提言させていただいていたものは、有料での電子母子手帳サービスでありました。香芝市で導入していただいたものは無料で導入できるものです。無料アプリの内容も先ほどのべたように充実しており、担当所管のその判断も良かったのではないかと思います。有料で導入されている他の地方公共団体で登録率を調べてみますと、年間出生数に対しての登録者数が60%、174.4%、129.7%とばらつきがあります。民間の事業者からは、およそ3割程度が利用するといわれている中で、この子育て世代に対しての有効なツールを今後に向けてどのように考えておられるのか。【福祉健康部次長】定期配信情報の登録内容を、子育て施策の関係課と協力し、市全体の情報を網羅するように、情報の充実を図っていきたいと考えております。また、アプリ導入の普及に努め、本市の情報発信のツールのひとつとして活用していきたいと考えております。

【あしたか】市民の皆様のお手元に香芝市の情報が届くということは、大変に素晴らしいことで大いに発信ツールとして活用しなければなりません。担当所管には関係課との調整など見えない仕事が増えているとは思いますが、必要な方に必要な香芝市の情報を届ける大変意義のあることです。大いに期待しておりますので、引く続き宜しくお願い致します。

 

>>>>>>続く②

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